「具志川メインシティ」へ買い出しに出掛けます。駐車場はいっぱいでした。 第115回沖縄訪問(2)
沖縄県の中部地区では、お正月を控え、年越しを控え、どこのお家も食材を求めて、ショッピングモール「具志川メインシティ」へ買い出しに出掛けます。駐車場はいっぱいでした。
【沖縄県恩納村前兼久の朝日会で沖縄文化を吸収し、本土の文化を紹介する活動をしています。 その2】
ムーンビーチ沖は、曇り、やや風が強く、雨が降っている状況です。少し冷え込みがあります。
室内気温は、21度です。少し暖房があった方がいいかなぁという感じですが、ベランダに出てもあまり寒くありません。
神戸から持って来た「釜炊き三昧」を使って、簡易コンロでお釜を使って炊きたてのご飯を食べます。うまく火加減をすると、こんがりときつね色のお焦げができます。
お焦げを狙って、定石通り、はじめチョロチョロ、なかパッパッの火加減をしてみます。ところが、お釜が馴染んでいないのか、それともお米の水加減が悪かったのか、狙ったようなお焦げはできませんでした。
あつあつの白米をふうふうと息を吹きかけ、冷ましながら、箸を急がせ、冷蔵庫にある、日持ちのする塩の効いた漬け物、昆布、海苔、福神漬けなどをおかずにして、さらに鮭のほぐした赤身をふりかけ、味噌汁と一緒に食べています。
たまらないおいしさです。
もし、日本食のない海外で、食べ付けない料理を一週間でも食べていて、飽きた頃、この釜のあつあつご飯が目の前に出ると、一万円出しても買うかもしれません。
昼ご飯の間近になった頃、金城正則さんのお家に向います。家の前には、クレアちゃんと伊音ちゃんが出迎えに出ています。
車に乗って、これからショッピングモール「具志川メインシティ」に行き、サンエーのお店で、昼食をとることにします。
お正月のお飾りが、壁に装飾されています。お正月の準備と年越しのお料理の食材を買う為の人出も多く、店内は賑わっています。
金城正則さんと金城千賀子さんに相談して、和食にするか、麺類にするか、中華にするか、肉食にするか、一応、それぞれのお店の前を通って、サンプルを見てまわりました。
結論は、味よりもいかに早く食べられるかが選択肢の重要な要因であることがわかりました。
どのお店も、行列が出来ていて、予約表に名前を書いて、順番が来るのを、名前を呼ばれるのをジッと待っています。
これはたまらないと思い、一番行列が少ないお店を選びました。
行列が少ないと言うことは、結果的には、値段が高いのか、味の評価が低いのか、サービスが悪いのか、いずれかを覚悟して入ることになります。
クレアちゃんと伊音ちゃんはお子様ランチです。お店の順番を待っている間に、隣にあった本屋さんに2人を連れていき、付録がいっぱい付いている少女雑誌を買いました。
2人はすぐに付録を開けて、何が入っているのかを確かめて、お互いの比較をして、なかなかご飯にすすみません。
昼食を食べた後は、食材を求めて、食品売り場に移動です。クレアちゃんと伊音ちゃんはエレベーターの前で、エレベーター嬢の真似をしています。何かを見つけては遊ぶ素材にしていく様子は、何かを見つけてビジネスにつなぐ、ビジネスマンの精神に似ています。
松葉博雄は、金城家で白菜の漬け物をするように、予定をしています。そのため、素材の白菜を探しています。
沖縄産の白菜はありませんでした。鹿児島産の白菜は、神戸よりも値段は高く、1つのサイズは小さく、大きいサイズは半分か1/4に切られて売られています。神戸よりは倍くらいの価格差を感じました。
食品売り場で買い物をしている間にも、知っている人や、どこかで見た人と、たまたま遭遇します。なかでも、不思議に思ったのは、11月の沖縄訪問で家具屋さんに行ったときの、接客担当者と出会ったことです。
すぐには名前は思い出せず、呼び止めて、誰でしたかねと尋ねて、お互いに納得します。
買い物が終わると、さっそく、漬け物の準備です。神戸から持って来た柚の皮を薄く切り、唐辛子(鷹の爪)を小さく刻んで、秤で量って、塩の量を決め、北海道産の出し昆布を多めに使います。
金城千賀子さんは白菜を丁寧に水洗いし、農薬やら、害虫を水洗いして取り出します。
その間、松葉博雄の奥さんは、コンロを借りて、大根の葉を炒める料理を作っています。
間もなく、松葉博雄が漬け込みを始めます。
2009年12月30日(水)