優れた成果を得るには、先天的な要因か、後天的な努力なのか、議論が分かれます。 第113回沖縄訪問(11)
朝日会では、マグロの刺身を食べながら、尽きない議論が続いています。
【沖縄県うるま市石川の東山(あがりやま)のびのび保育園の運動会の応援 第113回沖縄訪問 その11】
ムーンビーチ沖の珊瑚礁の海で、金城正則さんのめぐみ丸に乗り、マグロ釣りをして、前兼久漁港に帰ってきました。
これから釣ったマグロを朝日会に運びます。
今日の釣れたマグロです。
キハダマグロは回遊魚で、泳ぎながら成長し、泳ぐのを止めて、一服するとか、どこかで寄り道をして、遊んでいることがないそうです。泳ぐことに関しては、随分、真面目な魚です。
金城正則さんが早速、包丁で捌いて刺身にします。魚を捌く腕は、金城正則さんの独壇場です。
グランドでは、子どもたちが野球を練習しています。
朝日会の魚の裁き方は、アラを別の料理に使うとか、出汁に使うとか、汁物を作るとかの利用方法はありません。
魚のアラもまた、別の魚が食べて大きくなり、輪廻転生の考え方があります。従って、アラは目の前の海に投げ込み、ボラやカニや鳥などがすぐに突きにやってきます。
魚に触れて、手や腕が少し臭くなったので、ホテルに帰って、お風呂に入ることにします。前兼久の集落を通って帰ります。
カンナの花が綺麗に咲いています。ハイビスカス、カズラの花でしょうか?綺麗な花が咲いています。
ホテルでお風呂に入って、魚臭い匂いを消して、一服した後は、また朝日会に行きます。
朝日会では、さっき獲れたマグロと鰹を捌いて、お刺身が出来ていました。
沖縄では、醤油に酢を加えて、酢醤油にして締めて食べます。今日もたくさんの朝日会の会員の方が来ています。
芝生には、ボールがいくつも転がっています。「ちょっと練習したいなぁ」という、魅力に惹かれますが、松葉博雄は腰が痛いので、今はゴルフをしてはいけません。見ているだけです。
7時過ぎに街灯が点くと、朝日会のテントが明るくなりました。
今日は、隣に座った山城興善さんのお話を聞きます。山城興善さんは、農業に例えて話をしてくれました。
優れた野菜を作ろうと思ったら、芽が出た後からいくら肥料をあげても、種が良くても、良い収穫は出来ないそうです。優れた野菜を作るには、まず、肥えた土壌を作って、そのためには土に肥料を入れて、いい土壌にして、その後に種を蒔いたり、苗木を植えると、種や苗木は自分の力で育っていく、と言っています。
例え良い品種の種を持って来ても、土壌が良くなければ良い収穫は得られないという考え方です。なるほどなぁと、感心しました。
そうすると、「氏と育ち」、「種と畑」の例えもありますが、優れた成果は、もともと先天的なものなのか、後からの後天的な物なのかという議論になります。この理論には、はっきりとした結論はありません。
極めて学術的な、高度な議論と思えたり、しょうもない話だなと思えたりする、この様なお話をしながら、ビールを飲んで、お刺身を食べています。途中、2人の女性がやってきました。山城興善さんの同級生だということです。
8時少し前になってきたので、松葉博雄だけ先に金城家に向かいます。国道58線を横切っているときに、消防車が2台通過しました。火事があったのでしょうか?
2009年10月12日(月)