沖縄本島のあちらこちらの海辺で、綺麗な珊瑚を求めて、潜ってみても、それほど色鮮やかな珊瑚の群生は、残っていません。新しいテーブル珊瑚の成長は、所々で見られます 第111回沖縄訪問(16)
沖縄本島のあちらこちらの海辺で、綺麗な珊瑚を求めて、潜ってみても、それほど色鮮やかな珊瑚の群生は、残っていません。新しいテーブル珊瑚の成長は、所々で見られます。
【沖縄恩納村の真夏の太陽は、フライパンの鉄板のように、暑さがジワジワと伝わってきます 第111回沖縄訪問 その16】
注意するべきは、珊瑚の成長です。近年、珊瑚の白化現象が進み、ほとんどの珊瑚礁は、死滅しています。
沖縄のあちらこちらの海で、水温上昇により、珊瑚は輝きを失い、白い屍を探し、形が崩れ、魚たちが住む生態系が崩れています。
ホッとしたのは、イソギンチャクとカクレクマノミの共生を見つけたときです。
岩と岩の、海流がよく流れる場所に、イソギンチャクは、踊るようにゆらゆらと潮の流れに身を任せて、揺れています。
イソギンチャクの中には、カクレクマノミが少し顔を出し、松葉博雄を侵入者と判断し、威嚇して、「あっちにいけ」と、イソギンチャクを守るように、勇敢に威嚇してきます。
壊すつもりはないので、ゆっくりと、遠くから、見てみます。
所々に、白い砂地が海底にあり、砂地には、魚が隠れています。
試しに、エサをまいてみると、どこからともなく、たくさんの小魚が集まって来ます。
ベラや、カワハギの魚たちは、すっと来ては、素早くエサを食いちぎり、サッと逃げていきます。
もっと中型や、大型の魚が寄ってくるように期待していましたが、エサの魅力がなかったのか、小物ばかりで終わってしまいました。
2009年8月12日(水)