飛行機事故を防ぐ 機長の判断 離陸直前 飛行キャンセル:ANA那覇-神戸便、計器類の異常のため、JALに振替飛行となりました
これまで一度も経験したことがない、飛行機の直前キャンセル:ANA那覇-神戸便432便は、計器類の異常のため、JALに振替飛行となりました。どうなることかとハラハラして、成り行きを見守っています。第109回沖縄 恩納村訪問(22)
今日は、神戸に帰る日です。
朝から、しとしとと雨が降っています。
ホテルにタクシーを呼んで、
ホテルから石川インターのバス停まで
約10分で着きました。
少し雨が弱い降りになりました。
石川ICから那覇まで、約1時間です。
バスの中には、ほとんど乗客はいません。
途中の景色をぼんやりと見ているのちに、
那覇空港に着きました。
那覇空港の横断幕には、
「日本酒造組合中央会第56回通常総会」と書かれています。
那覇から神戸の便は、全日空です。
一人の乗客が、少し遅れたため、
15分ほど、飛行予定が遅くなり、
いよいよ滑走路から離陸する寸前、
機内にアナウンスがありました。
「当機は、計器類に異常が発見されたため、
いったんターミナルに戻ります。
計器類の確認を終えると、飛行するので、
しばらくお待ち下さい」ということです。
しかし、計器類の異常は、
簡単には直りませんでした。
安全のため、機長の判断で、
432便の飛行中止をすることに決定しました。
どうなるのかと思っていると、
直近のJALの便に振替輸送するとのことです。
バスに乗り、ターミナルに戻り、
JALの窓口に並んで、搭乗切符を受け取るまで、
列を作って、長々と待ちます。
ANAの乗客に対するお詫びは、
どうするのかなと気になりました。
神戸の阪急・阪神、山陽電車などが、
運休する場合は、代替バスや振替輸送をします。
ANAのとった判断は、
振替はJALにお願いして、
昼食代として、封筒に2000円入っていました。
「これで、お詫びにお昼を食べて下さい」ということです。
お昼時を挟んでいたので、
ターミナルビルの3Fで、
片山正喜さんと一緒に久米島に行くときに
ビールで、飛行機事故がなくて
良かったねとお慰めの乾杯をひとりでします。
周りの人を見ると、
一時はパニック状態になっていて、
ほとんどの人が、携帯電話で大切な人や、
是非知らせたい人に、緊急連絡を機内から、
バスの中でも、JALの受付の列でも、
ずっとしていました。
100年に一度起きるかどうかの
不況が今回の金融不安でした。
100回乗っても、起きるかどうかが
今回の直前飛行中止です。
こんなことが、我が身に起こるとは、
思っていませんでした。
これで第109回沖縄訪問記は終わります。
2009年6月13日(土)