久米島の具志川城跡に上り、はるか遠い中国大陸を思い浮かべて、沖の方から帆船や貿易船がやって来るようなイメージをしています 第109回沖縄 恩納村訪問(9)
久米島の具志川城跡に上り、はるか遠い中国大陸を思い浮かべて、沖の方から帆船や貿易船がやって来るようなイメージをしています。
【沖縄の6月は梅雨時です。沖縄の雨は、時には激しく、雷を伴って大雨洪水警報が出るほど荒っぽい雨が降ります。梅雨空の合間を縫って、恩納村や久米島でマリンスポーツは出来るでしょうか? 第109回沖縄 恩納村訪問 その9】
ドライブの途中、具志川城の城跡があったので、寄ってみます。
城跡に上ってみると、目の前は海で、海から攻めてくるようにも見えず、この城は、敵の攻めから守るというよりは、中国から来る船を迎えるための物見台のような感じがしました。海の向こうの方向が、中国を向いているからです。
具志川城の城跡があったので、寄ってみます |
具志川城は、三山分立時代に築城された城壁の積み方に特徴のある城で、国指定重要文化財でもあります。
具志川城は、城壁の積み方に特徴のある城で、国指定重要文化財でもあります |
「あおりやへが節」の歌碑もあります。地元の青年団の努力で、城跡も少しずつ修復されています。
具志川城跡の近くには、大和泊海岸があり、当時は貿易が盛んだったことが分かります |
具志川城跡の近くには、大和泊海岸があり、当時は貿易が盛んだったことが分かります。
現在は、城門と石垣だけが残っています。城郭の壁には、安山岩と石灰岩が使用されています。
石垣を復元して、丹念に一つずつ積み上げていき、城郭が出来ています |
石垣を復元して、丹念に一つずつ積み上げていき、城郭が出来、人が上れるようになってくると、周辺から埋もれていた文化財も掘り出されています。
昔は階段もなく、城跡まで上るのは大変でしたが、ウッドデッキの階段ができたので、城跡の頂上まで簡単に上がれるようになりました。
城跡を見た後は、浜辺を探します。「ミーフガー」というところです。
ウッドデッキの階段ができたので、城跡の頂上まで簡単に上がれるようになりました |
「ミーフガー (女岩)」と呼ばれているこの岩は、風と潮の浸食でできた大きな穴が独特で、女性の象徴とされています。
「ミーフガー (女岩)」と呼ばれているこの岩は女性の象徴とされています |
久米島では古くからこの岩を拝むことで、子宝に恵まれると伝えられていて、今でも多くの人が訪れているそうです。
岩の向こうには、海がチラッと見えます |
ミーフガーのまわりには、何かお祀りしていることが分かります。岩の向こうには、海がチラッと見えます。
少し草が茂ったところに、一本白百合が咲いています |
国土地理院の基本測量地点がありました。今日はあまり観光客もいないので、人影のない状況です。
今日は、風も波も穏やかな海ですが、岩をえぐり、穴を開けるほどの天然自然の状況ですから、海が荒れて、波が打ち寄せるときには、きっとすごい迫力だと思います。
少し草が茂ったところに、一本白百合が咲いています。とても綺麗な白百合でした。しばし見とれた後、場所を移動します。
2009年6月10日(水)