沖縄本部の花人逢(かじんほう)は観光客で満杯です。100人以上の方が順番待ちです。ほとんどがインバウンドの方です。
投稿No:7897
花人逢は本部の高台にあって、瀬底島や瀬底島大橋、本部の町が見えて、素晴らしい景色です。 第167回沖縄訪問(9)
沖縄海洋博覧会場がある本部町へドライブに来ていると、奧さんが長年にわたって行ってみたいと願っている、ピザ喫茶花人逢(かじんほう)へ行ってみる事にしました。
花人逢を知ったきっかけは、JALの機内誌に紹介されたからです。
以前、神戸空港が出来ていない頃には、沖縄に行くには神戸からリムジンバスに乗り、伊丹空港まで行っていました。
そして、伊丹空港からJALとANAのどちらかに乗って、沖縄の那覇に飛んでいました。
JALの沖縄便に乗ったとき、機内誌に花人逢の記事が出て、それをきっかけにして沢山の観光客の方が花人逢へ訪れるようになったそうです。
JALの機内誌では、詳しい道順を書いていましたが、奧さんは花人逢という名前だけを覚えていて、それ以外の手がかりはありませんでした。
花人逢を行き当たりばったりで見つけようとして、がむしゃらに走っていると、花人逢はこちらという標識があったので、それを頼りに山道を進みました。
山道はいくつもの分かれ道があって、右に行くのか、左に行くのか、標識はありませんでした。
なんとなくこちらかなと思いながら、山道を車で登り詰めると、また分かれ道です。
道はどんどん狭く険しくなり、本当にこの先、花人逢はあるのか、心配になってきました。
等々、花人逢を探すのは諦めて、平地に戻った経験があります。
今回は、比較的はっきりと標識が続いていたので、迷うことなく花人逢へ辿り着きました。
花人逢は、想像以上の賑わいです。
元は普通の民家だったような場所です。
坂道の上に少し開けた場所があり、花人逢の駐車場がありました。
車を置いて花人逢の正面玄関に向かうと、もうそこからお客様でいっぱいの行列が出来ていました。
話している言葉から推測すると、ほとんどの方は中国人のようでした。
お店の中に入るまでは、一時間以上の待ち時間が必要です。
どうしようかと迷います。
まずは敷地の中に入っていき、どれだけお客様が待っているのか、敷地の中を一巡してみました。
お庭の所々に順番待ちをする椅子が用意されています。
ほとんどの椅子は順番待ちの方が座っていました。
庭の奥へ行くと、眼下に瀬底島(せそこじま)が見えました。
瀬底島に繋がる橋、瀬底島と本部との海峡、とても素晴らしい絶景でした。
この絶景が花人逢の魅力の一つのようです。
インターネットの力、スマホの普及で、花人逢は中国の旅行社の方に、魅力的な訪問先として紹介されているのでしょうか?
経営的な視点から見ると、これだけお客様が押し寄せてくれば、想像を超える売上げになのではないかと思います。
大阪城公園の中で、たこ焼き屋さんがお店を開いて営業していると、インバウンドで訪れる外国人観光客の方が、たこ焼きや、ラーメン、うどんなどの軽食をどんどん注文して、その売上げは、一斗缶の空き缶にいっぱいになるほど、お札が貯まったそうです。
なんと、2014~2016年の3年間で得た所得が、3億3千万円でした。
所得が3億3千万なら、売上げは5億円くらいでしょうか?
それをいっさい税務申告しなかったので、1億3千万円の追徴を受けたそうです。
花人逢の売上げなら、単価が高いので、もっと多いのではないかと思います。
100名以上の順番待ちだったので、せっかく花人逢に辿り着いても、奧さんはお茶を飲むのも、ピザを食べるのも諦める結果になりました。
でも、これだけの観光客相手のお店になった実情を見たので、奧さんは納得したようです。
2018年7月22日(日)