久高島の祖先に礼拝した後は、前兼久のグランドで、グランドボールをしたら、松葉博雄は、ホールインワンが出ました 第93回沖縄訪問(11)
久高島の祖先に礼拝した後は、前兼久のグランドで、グランドボールをしたら、松葉博雄は、ホールインワンが出ました。
【沖縄恩納村前兼久集落のお正月の過ごし方 その11】
お正月2日目となると、元旦よりは、落ち着いています。
今日の前兼久のムーンビーチの海は、曇りと時々薄日が差しています。
金城千賀子さんからのお招きで、朝食を頂きに行きます。
金城正則さんが釣ってきた魚を焼いて、味噌汁と、松葉博雄が漬けた白菜の浅漬けの、純日本式朝食となりました。
前兼久の正月の伝統行事である、村の鎮守の参拝は、10時から始まります。
金城正則さんと朝食を食べた後、急いで皆さんが集まっている、海を祀る守り神の前に集まりました。
海の神様に、一年の大漁と航海の安全をお祈りし、次は、国道58号線を隔てて、小高い山の山頂に祀っている、山の神様に一同は、移動します。
祠(ほこら)で神様に一年の家内安全、無病息災をお祈りした後は、区長さんは、遠く久高島の方向に向かって、祖先に礼拝します。
沖縄の尚王朝の出身は、知念半島の沖にある、久高島から始まると言われています。
久高島には、1996年に、台風が通り過ぎた直後に行きました。
島全体に、神を祀る風習がある、あちらこちらに、御嶽(みたけ)があります。
区長さんが、前兼久の祠から、お下がりのお米を頂き、ムーンビーチホテルから差し入れされた、お節料理とビールとお酒を囲んで、簡単な新年の乾杯となりました。
次の予定は、前兼久のグランドで行われる、グランドボールです。パターゴルフのように、1ホールから9ホールまで、テニスボールぐらいの大きさの硬い木製の玉をスティックで打っちます。
ホールは穴ではなくて、旗の下の丸い鉄の輪の中に納まれば、ホールインしたことになります。
松葉博雄は、グランドボールは初めてなのですが、なんと、最初の1回戦で、2ホール目に向かって打つとき、奇跡的なホールインワンをしてしまいました。
こうなると、賞品は、総取りできます。
一打で入るのがホールインワンですが、2打目で入っても、他に競争相手が入らなければ、少し小さい賞品がもらえます。
この2打目のバーディも何度か出て、松葉博雄は、ビギナーズラッキーに恵まれました。
いったん、休息して、ホテルに戻って一服して、また、グランドに帰ってみると、夕方の風の強い、寒い気温の中でも、グランドボールは続いていました。
さらに、村の行事に使う機材を入れている倉庫の中では、地域の人がたくさん集まって、泡盛を飲んで、ゲームをしています。
前兼久のお正月は、子どもよりも、おじさんたちの方が、しっかり遊んでいます。
無心に、童心に返って、グランドボールや、ビンゴゲームをビールの缶を片手に、泡盛のコップを片手に、遊びまわっています。
子どもと違うのは、常に、お酒が片手にあることです。
もうどれだけ飲んだのか分からないほど、空き瓶が、一升瓶の空瓶が、倉庫の周りに積まれていました。
いつも感じるのは、「皆さん、肝臓が強いなぁ」ということです。
ゲームとグランドボールの遊びに明け暮れた一日になりました。
2008年1月2日(水)