特別天然記念物オカヤドカリが、恩納村前兼久の民家にも現れました 第92回沖縄訪問(11)
特別天然記念物オカヤドカリが、恩納村前兼久の民家にも現れました。国道58号線を渡り、繁殖のために、海に行くまで障害が続きます。
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2007年11月26日(月)恩納村山田のルネッサンスリゾート・オキナワで天然温泉に入った後は、前兼久に戻ってきて、金城正則さんのお家にお邪魔しました。
白菜の漬物の漬かり具合が気になるので、ちょっと開けてみました。わずか2日で食べごろに漬かっています。もうこれで桶から引き上げることにしました。
タッパーに入れて、小分けにし、これをお漬物の好きな皆さんにお渡しする事にします。
松葉博雄が味利きをしてみると、なかなか良い味になっていました。
朝日会に行ってみると、今日は漁に行っていなかったので、昨日の「みじゅん」、つまりイワシの天日干しを焼いています。
さらに、ガスで火をつけて、下から遠火で燻製のように干しています。なかなかいい考えです。
金城家に行きます。金城家では、金城正浩さんに松葉博雄の漬けた漬物をお渡しすると、
チーイリチーを頂きました。
豚肉の血で煮込んだ食べ物です。今日は神戸から持ってきた、三田産の豚肉を甘辛炊きにします。
松葉博雄は、今日は、ゴルフをしていて、体が硬いなと思ったので、金城さんのお家で柔軟体操をします。
クレアちゃんが、上から押してくれました。あまり強く押すと、腰にくるので、ゆっくりと、そろりそろりと、腰をかばいながら、前屈をしていると、仲程學さんがやって来ました。
仲程學さんが、松田薫さんから貰ったダーツ一式を、年末の忘年会で使うようにセッティングしていました。
ちょっとダーツの矢は、子供には危ないんじゃないかという気がしました。ダーツで目を突いて、失明をした人もいるからです。
金城家では今日は金城正則さんが釣ったシマアジを塩汁で炊いています。仲程學さんが、たくさんの話題を持っているので、仲程學さんが繰り出すお話に今日は集中しました。
仲程學さんが、舌に自信があり、水の味がよく分かるという事なので、ここで、本当かどうか、検証してみることになりました。
還元水と水道水の違いを当てっこをする事にしました。一番最初にしたのが、還元水と水道水に氷を入れて、2つの味を当ててもらいました。
第2問目は、2つのコップに氷をいれると、水は冷たくなるので、もうこれを当てるのは難しくなります。結果、答えは仲程學さんは、みごとに当てました。
第3問目は、2つのコップを還元水にしました。両方とも還元水だと、これも当たりました。これも当たりました。たいした味効きです。
金城家のお庭を見てみると、夜、天然記念物のオカヤドカリが、サザエの殻を背負って、何か餌を探していました。
クレアちゃんと、オカヤドカリのところに行き、りんごの切り身を置いてみました。しばらくオカヤドカリは、考えてじっとしていましたが、すぐにリンゴの切り身を持って、移動しました。
そうすると、もう1匹のオカヤドカリがやってきて、リンゴの切り身の取り合いが始まりました。
生き物の様子を見るのも、幼い子どもには、自然科学のためには、いい観察となるので、どうして、こんなところに天然記念物のオカヤドカリが出てくるのかを一緒に考えてみました。
それは、オカヤドカリが、産卵期を迎えてくると、海に向かって、卵を産みに陸から集まってきます。
金城家のお庭は、その途中にあります。危険なのは、国道58号線を渡らなければ、前兼久の海には辿り着けません。
国道58号線を横断中に、 たくさんのヤドカリが、タイヤに踏み潰されています。
国道58号線を渡りきっても、港は埋めて、護岸を作っているので、海水に行き着くまでには、さらに障害がたくさん続いています。
コンクリートの護岸を超えることは、ヤドカリには至難の業です。結局、卵が海に放たれ、また、丘に戻ってくる確率は、どんどん低くなっていることをクレアちゃんに話しました。
クレアちゃんは、興味深そうに聞いていました。