40年前に米軍将校がムーンビーチでした焼肉パーティは、高級なお肉で、子どもたちにもお皿に盛って、ご馳走してくれたようです 第90回沖縄訪問(10)
米軍将校が40年前に、ムーンビーチでした焼肉パーティは、高級なお肉で、子どもたちにもお皿に盛って、ご馳走してくれたようです。【沖縄恩納村の季節の行事を追って、9月の観月会 その10】
瀬底島で海水浴を楽しみ、ホテルで休憩してから、朝日会に向かいます。
今日は、十五夜のお月様を見る会になっています。前兼久港の水位は高く、岸壁に迫るところまで、水が上がっています。
今日のメニューは何でしょうか?おめでたい時に使う、沖縄の豚肉の血が入った「チーイリチー」が出てきました。
冨着信和会長が釣ってきた、深海ザメの肝の刺身です。これを酢醤油で頂きます。鮮度の新鮮な深海ザメは、なかなか流通に周ってきません。
大変、珍しい鮮度の高い深海ザメの肝は、フグの肝のように、ハゲの肝のように、とろりとした柔らかさがあります。
月は少しずつ上がってきました。松田正さんが、おはぎを持ってきてくれました。赤いのは、ドラゴンフルーツが入っているお餅です。黒と赤のおはぎが届きました。
今日の観月会は、金城正則さんが山城興善さんのお店に注文して、ステーキと手羽先、ハム、ウインナーを用意しました。これを炭火で焼くことになります。
たくさんのステーキです。日がまだ明るいうちから、ぞくぞくと朝日会に人が集まってきました。
炭火をおこして、これからステーキを焼きます。炭火がどんどん燃え盛る中で、焼肉、手羽先が焼かれて行きます。
登川喜永さんのお兄さんも来ています。米須清秀さん、冨着信常さん、山城興善さんが来ています。
山城興善さんが、北海道の新じゃがの男爵を持ってきてくれて、丸茹でにしています。とても美味しい新じゃがいもです。
松田正さんがお肉を焼く係をしてくれました。山城興善さんの言うことには、昔、ムーンビーチの浜辺が、米軍のリゾート地の第一番目だったそうです。
山城興善さんが子どものときに、米軍将校のグループが、浜辺でビーチパーティをするときは、夫人同伴で高級なお肉で焼肉をしていたそうです。
いいお肉の匂いがするので、子どもたちは、ヤギの餌を刈る手を止めて、そっと浜辺に近づいて行くと、将校が子どもたちをテーブルの近くに一列に並ばせて、残ったお肉をお皿に入れてくれたそうです。
このときには、ステーキにポテトがついていたそうです。
将校ではなくて、一般の兵隊がビーチパーティをするときは、肉はレベルが少し落ちると言うことでした。
一般の兵隊がするビーチパーティは、婦人同伴ではなくて、地元の飲み屋の女性を連れてくるので、余ったものは彼女たちが持って帰るので、子どもたちにはお肉がなかったそうです。そういう進駐軍のころの話を聞きました。
月は、周りが暗くなるに従って、少しずつ綺麗になって輝いてきます。今度は、松葉博雄がお肉を焼く係になります。
冨着信和会長は、今日はご機嫌で、歌も歌っています。山城善一さんが、ビールを1ケース持って、参加してくれました。
沖縄は年長者が優先ですから、すぐに焼いたステーキを年長者のテーブルに届けます。
冨着村では、女エイサーがあるということで、冨着勝弘さんが、「見に行きましょう」ということで、松葉博雄と奥さんと3人で、冨着へ、女エイサーに行くことにしました。
2007年9月25日(火)