沖縄の海から、残暑お見舞い申し上げます(9)
どのぐらいのサイズか、分からないほど、小さな魚の群れが通り過ぎて行きます。
何を食べているのか、よほど小さなプランクトンなのか、それとも、もっともっと小さな、小エビ(シュリンプ)なのか、何かを追っているようです。
小魚の群れを通り抜けると、向こうにチョウチョウウオが餌を探して、時々立ち止まっては、何かを突いていました。何を餌にしているのでしょうか?ちょっと近づいてみます。
近づいていくと、さっと逃げられてしまい、その後、コバルトスズメがやってきました。コバルトスズメは、先ほど、チョウチョウウオが突いていた餌を代わりに突きに来たようです。
それを見たチョウチョウウオは、すぐに引き返してきて、コバルトスズメに獲られそうになった餌を取り戻しに戻ってきました。やはり、海の中も、餌の取り合いで、ちょっと油断すると、少し隙があれば、横取りをされてしまうので、うかうかしてはいられないようです。ルリスズメのお陰で、チョウチョウウオをまた観察できることになりました。チョウチョウウオは、珊瑚の枝に付いたポリープのような、小さな芽をついばんでいます。