沖縄の海より残暑お見舞い申し上げます(5)
沖縄本島の海辺や浅い珊瑚礁のリーフには、もうほとんど昔の珊瑚は見られません。
見られるのは、死んでしまった珊瑚の、まるで骨のような小枝の珊瑚の残骸です。
気温の上昇による、海水温度の上昇のため、珊瑚の白化現象が各地で報告されています。水温が上がりすぎると、珊瑚は死んでしまうのです。珊瑚が少なくなると、珊瑚に頼る藻や小魚や、小魚を狙う中魚が少なくなって行きます。
何か変化がないか、ずっとシュノーケリングをしながら、海の底を見ていると、少し変化が見えてきました。向こうの方に、珊瑚の集落があるようなので、ちょっと行ってみます。
こんどの珊瑚は、舞茸のような傘が開いたような珊瑚が、岩にくっついていました。丹念に調べてみると、「舞茸珊瑚」の影に、小さな魚がいろいろ隠れています。
息継ぎを繰り返しながら、もう少し、調査をしてみます。