やんばる地域は国立公園に2016年9月15日指定され、国の管理になりました。
ヤンバル地域の中でも、民間人が入れる大湿帯を探訪しました。 社長ブログ沖縄/沖縄好き/やんばる国立公園
珍しい亜熱帯植物や、動物の保護が期待されます。
国立公園に指定されるので、現場を探訪します。
大湿帯(オーシッタイ)を目指して、車は進みます。
沖縄の観光案内にも載っていない、おそらく沖縄の旅行客の中で、ここまで奥深くやんばるに分け入る案内は、ガイドブックにもないと思います。
飛行機から沖縄の北部(ヤンバル地域)を見ても、樹木に覆われて、道路は見えません。
大湿帯に向かう人は、かなりの好きものです。
道路はだんだん道幅が狭くなり、途中山崩れ・がけ崩れの土砂が道を塞ぐところもあります。
そんな場合は、自力で障害物を取り除く気力が必要です。
ヘゴヤシの生い茂る、ヤンバルの奥の地域には、上空からの光さえもヘゴヤシの伸びた葉が光をさえぎって、密林になったようなところもあります。
そんな中に突然、整備されたお屋敷が現れました。
門の左側には、かくれ家と、自らが称しています。
誰が、誰に対して隠れているのか、気になります。
ところどころ私有地があり、私有地を開墾して、ミカン類を栽培している農家もあります。
開墾も大変ですが、水やりも大変です。
水道が来ていないところなので、雨水をためて、干ばつに備えています。
バナナのように見えるのは、実は、ジャパニーズバナナと言われる、芭蕉です。
芭蕉の葉は、バナナそっくりで、中にはバナナそっくりの房を実らせることがあります。
しかし、その房は、熟しても食べられません。
ヤンバルのあまり人が出入りしない場所には、禁じられた行為をする人もいるようです。
例えば、犬や猫の子を捨てに来るとか、観葉植物の枝木を採取に来るとか、環境省から絶滅危惧種に指定された動物、鳥類、植物などを捕獲に来る人もいます。
ところどころに、環境省からの注意勧告の立て札が見られます。
開墾している私有地の周りは森の原始林を伐採しているので、そのあたりは、上からの光が地上に届いて、少し明るくなっています。
ヤンバル地方にはアメリカ軍の演習場があり、有刺鉄線を張り巡らせているので中に入ることはできませんが、
私有地の周りや道路の周辺は、たくさんの人が出入りできるようになっています。