恩納村前兼久漁港から冨着ビーチ沖へ、恩納干し 第85回沖縄訪問(14)
恩納村前兼久漁港から出港した恩納干しは、冨着ビーチ沖で始まります。潮が引くと、普段の海の底は、陸になって上陸できます。
【沖縄の伝統行事と伝統的文化に触れて、ますます沖縄の心が好きになりました その14】
午前11時半ごろ、「そろそろ出ようか」ということになりました。
11時51分ごろから出発です。船に食料品や、食べ物を載せて、それから海に出る道具も乗せて、出港です。
空は快晴で、波も穏やかです。こういう日は、沖縄では、もう強い日差しになるので、紫外線に注意が必要です。
女性の日除け対策には、紫外線除けのクリームだけでなく、頭には、帽子や頭巾を被ります。肌が直射日光に当たらないように、長袖にして、顔がすっぽり隠れるぐらいの大きな帽子が適当です。
前兼久漁港の灯台を抜けて、冨着ビーチの方に向かいます。
途中、ムーンビーチの浜辺を後にして、潮がかなり引いてきていることが分かります。
船と珊瑚礁が当たりそうなほど、浅いところもあります。
皆さん、今日の潮干狩りの獲物を頭の中に描いて、気分は小学生の遠足です。
船が珊瑚礁の岩に当たらないように、用心しながら、金城正則さんの「めぐみ丸」は進んでいきます。
リーフの側で、いったん船を停めて、もっと珊瑚礁に近づくために、山城興善さんが、少し小さい船を寄せてくるのを待つことにします。
待っている間、ダイビングが出来ます。
ウェットスーツを着て、松葉博雄は、シュノーケルをすることにしました。
今日は、魚を獲ることが目的でないので、見ているだけです。
残念ながら、水中カメラが故障しているので、カメラで海の模様を撮影することが出来ていません。
船の周りをグルグル回って、珊瑚を見て楽しんでいます。とても潮が引いているので、ところどころ、立つと膝が出るぐらいの深さになっています。
普段だと4、5メートルはある深さが、足が立つほどの潮の引き方です。
こういうときには、逃げ遅れたタコのようなものも、普段よりも簡単に獲れるということになります。
リーフの一番外側にある場所は、潮が引くと、上陸が出来、そこには、潮干狩りで、うまくいけば、ナマコ、サザエ、ウニなどが獲れることがあります。
潮が引いて、山城興善さんの船が来たので、濡れないで上陸する人たちは、山城興善さんの船に乗り移って、珊瑚礁のギリギリのところまで乗り込んで、上陸です。
松葉博雄は、シュノーケリングをしながら上陸しました。
まだ10センチぐらい潮水があっても、これからどんどん引いていきます。いよいよ潮干狩りが始まります。
2007年4月19日(木)