鉄鍋の蓋に穴を開けると、ご飯の噴きこぼれがなくなります。
沖縄の具志川鉄工にお願いして、鉄鍋の鉄蓋に3mmの穴を開けてもらいました。 第158回沖縄訪問(16)
恩納村前兼久に来て、4日目の朝です。
今朝も奧さんが早く起きて、朝食作りです。
今朝の食事メニューは、倉敷から取り寄せた、めん工房ふるいちのぶっかけうどんです。
何をぶっかけるのかというと、出汁と生卵と、ネギと、すりごま、そして海苔です。
全て具材は袋に入っていて、一番気をつかうのは、うどんの茹で時間です。
ぶっかけうどんは、やや固めで頂くようです。
リーフレットを読めば、ぶっかけうどんには、4つのこだわりがあります。
その一、だし素材です。
うどんの出汁は、昆布、鰹、醤油、椎茸など、どれをとっても厳選された素材です。
その二、水です。
美味しい食べ物の基本は、なんと言っても水にあります。
ぶっかけうどんは、最高のミネラルバランスをもった、良い水を使用しています。
その三、小麦粉です。
ぶっかけうどんは、納得のいく小麦粉の良質な部分だけを製粉し、使用しているそうです。
その四、塩です。
ぶっかけうどんの塩は、数ある塩の中から、ぶっかけうどんに最高に合う自然塩を絶妙にブレンドして使用しているそうです。
4つのこだわりを読んでみると、いずれも主観的な判断で、客観的な判断根拠は記載されていなかったので、どれだけ納得して良いのか解りません。
ぶっかけうどんを食べ終えた頃、片山正喜さんが、迎えに来てくれました。
今日はこれから、百名伽藍に、昼食を頂きに行く予定になっています。
その前に、具志川鉄工に寄って、鉄鍋の蓋に蒸気を逃がす小さい穴を開けてもらいます。
これは、前回、具志川鉄工にお願いして、釜の蓋に穴を開けると、噴き惚れがなくなり、上手く炊けたので、神戸からも鉄鍋蓋を持ってきて、穴を開けてもらうようお願いするつもりです。
前回はご好意で蓋に穴を開けてくれましたが、二つめとなると厚かましいお願いなので、出来る事ならちゃんと有料にして欲しかったのですが、
具志川鉄工の職人の方にお願いすると、無料で良いですよ、と今回もご好意で開けてくれました。
わずか3mm程度の小さな穴ですが、この穴を開ける事で、鉄鍋でお米を炊いても、蒸気はこの穴から抜けて、蓋からお米の旨みが流れ出ることがなくなりました。
これで神戸でも、美味しいガス釜炊きのご飯が頂けるようになります。
ありがたや、ありがたや、具志川鉄工様ありがたや。感謝の気持ちで、百名伽藍に向かいます。
2016年4月21日(木)