名護の仲宗根青果店に寄ってみました。
名護市の公設市場で、鰹のたたきを調達し、市場で珈琲を頂きました。 第158回沖縄訪問(9)
沖縄薬草村・みどりの駅を後にして、また、沖縄の苗木を探すドライブです。
途中で、毎年マンゴーの発送をお願いしている仲宗根青果店に立ち寄ります。
仲宗根さんは、毎年神戸からマンゴーの注文が来るのを待っています。
2016年も沢山マンゴーの注文がありますようにとご挨拶されました。
仲宗根青果店では、この時期は果物の端境期で、店頭に並んでいる果物がありません。
だったら、今何してるんですか?と尋ねると、仲宗根さんは畑に出ているそうです。
畑では、かぼちゃを作っています。
この南瓜、栗かぼちゃという品種だそうです。
出荷先は、内地の東京方面に送るそうです。
相当な量が獲れています。
まだまだ、畑には沢山の栗南瓜が実っています。
4月終わり頃の仲宗根青果店には、果物はありません。
しかし仕事は沢山あります。広い畑は放っておくとすぐに草が生えるので、畑の手入れも大変です。
仲宗根青果店を後に、名護周辺の園芸店を回ってみても、適当な苗木は見つかりません。
この時期、沖縄は内地の二月先を行っているので、気温は6月の末くらいで、そろそろ梅雨入りしそうです。
次は名護の公設市場です。
目的は、かつおを買うためです。
名護の公設市場は、どんどん劣化しています。
原因は人口減少だけでなく、お店を継ぐ次世代の人が育たないからです。
皆さん、お店をするより勤め人になったほうが荷が軽いようです。
公設市場の中で、廃業したお店を借りて喫茶店をしているお店があります。
ここで、コーヒーを頂いて一服することにします。
内装もしていません。天井も昔のままです。
レコード盤が止まったままになっていて、曲も流れていません。
一杯350円のコーヒーが売り物です。
お客様の注文ごとに、一回ずつ豆をひきます。
そして、ドリップ式の珈琲ペーパーにひいた豆を入れて、ゆっくりと上から熱湯をかけて、珈琲の香りを大切にした珈琲の立て方です。
片山正喜さんはブラックで、松葉博雄と奧さんは、ブラックのお湯割り、つまりアメリカンです。
このアメリカンでも濃すぎるので、一杯熱湯を頂いて、その熱湯にアメリカンコーヒーを4分の1ほど加えて、私たちが頂く丁度良いアメリカンコーヒーになりました。
魚屋さんが沢山並ぶ商店街の中で、鰹を選んで捌いてもらいました。
皮付きの鰹を、ガスの火で焼いて、鰹のたたきにしてもらいました。
かなり大きな鰹だったので、一匹丸々は大きすぎて、片身を1400円で分けてもらいました。
一軒一軒は、小さな魚屋さんですが、何軒も繋がっているので、どこで買えばお目当ての魚がショーケースの中にあるか、すぐ比較が出来ます。
名護市は、かつては鰹漁の街でした。
マンホールの蓋にも、鰹の絵が描かれています。
真ん中に描かれている橋は、瀬底島に架かる、瀬底大橋です。
名護の港には、5月の節句の鯉のぼりが風に泳いでいます。
中には、カツオのぼりが鯉のぼりに混じっています。
鰹のたたきが手に入ったので、奧さんは、鰹のたたきに必要なネギとニンニクを市場で調達していました。これで美味しい一杯が飲めそうです。
2016年4月19日(火)