飛行機も、レンタカーも、ホテルも、飲食店も、沖縄では価格競争が止まりません。
沖縄観光客相手のビジネスでは、価格競争に堪えられなくなると撤退です。長く続くお店が少なくなりました。 第158回沖縄訪問(1)
神戸から那覇に行くには、
①ANAを使うか、
②ANAとソラシド航空の共同運行便を使うか、
③スカイマークを使うか、この3つの方法があります。
①と②は、実際には同じ便なのですが、二つの別々ルートがあるのかと錯覚してしまいます。
そういう事で、今回の第158回沖縄訪問は、ソラシド航空を使って、那覇に向かっています。
途中、厚い雲が上空を覆い、飛行機の窓から、飛び飛びに繋がる離島を見る事は出来ませんでした。
那覇空港に着くと、今回出発前に、沖縄レンタカーに予約をする事を忘れていました。
これは大変です。
飛行機が到着してすぐに電話でお願いすると、社長さんが二つ返事で「いいですよ」とレンタカーを都合してくれました。
沖縄レンタカーの社長の話では、レンタカー業界の競争は益々激しくなり、大手レンタカーはともかくとして、中小のレンタカーの会社は、廃業や他社との統合などに向かっているそうです。
レンタカーが潤うのは、皆さんが同じ行動をとる年末年始、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィークなどと、各社同じ頃に仕事が集中してくるそうです。
それ以外は空車が多く、空車に合わせて社員を採用する訳にもいかず、社員の数もどんどん減らしているようです。
那覇から高速道路を走り、石川ICで降りると、最初に立ち寄ったのは、ホームセンタータバタです。
タバタに寄る目的は、神戸にはない南国の苗木を探す事です。
見つけたのは、沖縄の三尺バナナと呼ばれる、背丈の低いバナナの苗です。
三尺バナナは、フィリピンバナナなどと比べると、あまり背丈は高くなりません。
これは沖縄に毎年のように大型台風がくるからです。
高い背丈のバナナは、風速30mや、40mの強い風が起きると、風圧に耐えられず、折れてしまうのです。
タバタでは、探していたアリアケカズラの苗がまだ売られていなかったので、買えませんでした。
ホテルに入ると、まずはいつものように、松葉博雄が滞在している事を前兼久の皆さんに分かるように旗を取り付けます。
旗は風に靡いて、遠くからでも見えるようになりました。
国道58号線に沿って、前兼久の家は飲食店が軒を連ねて、それもほとんど鉄筋コンクリート3階建ての立派なビルが立ち並ぶようになりました。
元々の地主や家主は、自分で商売をするのをやめて、今では店舗を貸す方法を選んでいます。
沢山の飲食店が並んでいますが、地元の人が昔のように飲食店を開いているお店はほとんどなくなりました。
今開いているお店は、外から来た人たちが、観光客相手にお店を開いて、上手くいかなければすぐ辞めて、また新しい店に変わるような、めまぐるしい変わり方です。
2016年4月18日(月)