沖縄のお墓の中には、歴代に渡り、同族の沢山の人達が、合祀されています。社長ブログ/沖縄ブログ/恩納村ブログ/恩納村リゾート生活
沖縄のお墓は、門中の沢山の人が合祀されているので、無縁仏にはなりにくい制度になっています。 第152回沖縄訪問(13)社長ブログ/沖縄ブログ/恩納村ブログ/恩納村リゾート生活
沖縄の文化は、独特の文化があります。その一つに、お墓参りの文化です。お墓には、一人だけ祀るのではなく、一族の男系社会を中心とした、何代もの、祖父母、お父さんお母さんから始まり、男兄弟の家族、これを門中と言います。
門中の人達が、4月のある時期に、家々で作ったご馳走を持って、お墓に集まり、皆さんでご先祖様をお祀りし、その後、門中の皆様と一緒になって、お酒とお料理を楽しむのが清明祭です。
今回が3回目だという沖縄大学院大学の研究員の方がいました。研究員の待遇についてお話を聞きました。身につまされる話です。
有期雇用期間で研究をして、成果が出なかったら、有期契約は終了だそうです。そうなると、新しい研究機関を、自分で探すことができなければ、研究は諦めて、別の仕事につくことになります。
沖縄の皆さんは、お酒が強くて、一緒に飲んでいると、缶ビールなら350mlのビール缶が、どんどん飲み干されていきます。
松葉博雄は、リミットを350mlの缶ビールで、10本までと考えていますが、一緒に飲んでいると、10缶では、おさまらないほどの飲みっぷりです。
昨日一緒にご馳走を頂いたハウラ君も、お父さん、お母さんと一緒に来ています。金城正則さんは、ハウラくんを抱いて、門中の人達に改めて紹介しています。
前兼久のお墓には、代表的な名前では、金城家、山城家、松田家、冨着家、幸地家、上間家、米須家、登川家などがあります。
それぞれの門中では、今日のシーミー祭を見ていると、集まっている人数に、賑やかなところもあれば、そうでないところもあります。金城家のお墓は、賑やかな方です。
松葉博雄は客人扱いなので、皆さんがどうぞ、どうぞと、上座に案内してくれます。お酒も積極的に勧めてくれます。お料理も、どんどん進めてくれます。
沖縄はいいなぁ、前兼久はいいなぁ、金城家はいいなぁと、つい清明祭に便乗して、たくさんビールを飲んで、大変良い気分になりました。
ハウラ君は、男の子なので、将来、この金城家の門中の一員として、清明祭には、末永く参加して、成人すれば、ここでお酒を皆と一緒に飲むことになります。
今日はハウラ君にとっては、金城家のシーミー祭のデビューの日です。皆さんが交代でハウラ君を抱っこして、あやしてくれています。
前兼久漁業組合長の金城重治さんも、金城家の門中で一緒です。
3時頃になると、そろそろお開きで、雨が降っても、直射日光が当たっても、防いでくれるブルーシートを外すことになります。
金城家の門中の中にも青年部があって、青年部の人達が、清明祭の準備にあたっています。クーラーボックスに氷を入れて、ビールやソフトドリンクを冷やして、門中の皆さんにサービスしています。
テントを張るのも、テントを外すのも、ブルーシートを床に敷くのも、畳むのも、皆青年部の役目です。
3時過ぎまで、シーミー祭をした後は、金城家に場所移動です。前兼久の墓地の、お墓の周りをぐるっと回ってみます。どこの門中にも、松葉博雄は知っている人が沢山います。皆さん声を掛けてくれて、飲んで行きなさい、食べて行きなさいと、勧めてくれます。
2015年4月12日(日)