沖縄には、恩納村には、竹藪がありません。竹藪がないので、筍は収穫されていません。
沖縄には、恩納村には、竹藪がありません。沖縄には、杉、桧が植えられていません。杉、桧がなければ、春の花粉症は、ありません。 第152回沖縄訪問(2)
恩納村にはたけのこは生えません
内地にあって、沖縄にないものは、たくさんあります。
その中に、今の季節の筍もあります。
沖縄には、竹藪がないのです。
沖縄には、春の花粉症もありません。
なぜ、花粉症が、日本中で発生して、
もはや、国民病とまで言えるようになったのかと言えば、
それは、戦後の農林水産省の指導にあります。
農林水産省は、全国の山に、
杉や桧を植えるように指導したのです。
同じ事を全国で実行すれば、
例え杉や桧が高級木材であっても、
植えたときが一緒であれば、育ったときも一緒で、
杉や桧の市場価格か、
供給過剰で暴落するのも、自明の理です。
筍は、竹藪に発生します。その竹藪が、
全国的に広がっています。
それは、昔のように、山に入って、
薪を集めたり、枯れ葉を肥料に使う為に
収集していた里山が、捨てられているからです。
杉や桧の花粉症の問題も、
筍を生む竹藪の大量発生も、
その背景には、高齢化社会があります。
山に入って、作業をする事は、
ある程度若い人の、
元気な人たちが行っていた仕事です。
それが、高齢化社会になると、
杉や桧の間引きができません。
こうして考えてみると、
筍は大豊作で、市場価格が暴落するのかと言えば、
そうではないのです。
筍を掘るには、かなりの力仕事で、
タケノコ掘りをする人も、うんと減っています。
美味しい筍をとる為には、
ぎっしり密集した竹藪ではダメです。
風通りの良い、土の軟らかい山が良いのです。
つまり、竹藪も、杉や桧と同じように、
間引きをしないで、放置していると、
育たないのです。
今日の前兼久のお天気は、雨模様です。
これでは海に入れません。
片山正喜さんと相談して、
中城の方面に行ってみることにします。2015年4月10日(金)