神戸と同じように海を埋め立てた沖縄恩納村 第84回沖縄訪問(3)
海に囲まれた沖縄恩納村は、神戸と同じように、海を埋め立てる、山を切り開く方法で、土地を広げてきました。前兼久村には、ムーンビーチホテル周辺に、自然が残っています。
【沖縄の心 こころの行方は自然開発か 自然保護か 創造と破壊に悩む沖縄のこころ その3】
昨夜は少し虫歯がうずいて、寝苦しい夜でした。朝起きてみると、前兼久の空は、やはり今日も曇りです。冨着勝弘さんを中心に、朝日会の人達は、朝の6時半に浜に集まり、昨夜、仕掛けた網を引き上げに行っているはずです。
「8時ごろに行けば、漁から帰ってきた頃で、獲れたてのお刺身が食べられますよ。」という案内を頂いていましたが、ちょっとしんどいので、朝早くは行けませんでした。今日は、片山正喜さんと一緒に、テラジャーとウニを獲りに行こうということになっているので、何時頃に行くか、打ち合わせをしないといけません。昨夜は、ご馳走がたくさん出たものの、サンマの生焼けに中ったのか、ちょっと食欲不振で、あまり食べられませんでしたので、朝は、もうお腹が空いています。
さて、これから朝ご飯を食べに行くことになります。朝日会に行って見ると、誰か来ています。今から、前回の第83回沖縄訪問の時にお世話になった人達たちに、感謝の気持ちを届けることにします。最初に訪ねたお家は、山城善一さんです。
山城善一さんは、山城理愛さんのお兄さんです。若いときに、仕事でタンカーに乗ったときの昔話を聞かせてもらいました。若いときの写真も見せてもらいました。
大海原を航海中に、偶然、船に飛び込んできた、大きなアホウドリを捕まえたようです。4人で持って、羽を広げて、およそ2メートルほどある、大きな鳥です。
これから、就職するという若い頃、写真屋さんに行って、記念写真を撮っています。
山城善一さんと山城利雄さんが、一緒に写真に写っています。こうして見ると、長い付き合いで、今でも前兼久村のゲートボール仲間として、交友が続いています。
前兼久共同売店でお仕事をしている、かずみさんが、ちょうど通りかかっていました。共同売店所では、この前兼久村の生活用品を扱っています。次に、山城利雄さんのお家訪問です。奥様の山城安子さんもご一緒でした。
山城利雄さんは、前兼久村で、最初の貝のお店をオープンしました。海外から、珍しい貝を買い付けて、磨いて、お店に並べて、販売しています。
珍しくて高い貝だと、何10万円もするそうで、趣味の世界は、理屈では説明できない、価値感があります。山城利雄さんが、今のお住まいを建てた頃は、家の裏はすぐ浜辺で、家から釣りが出来て、簡単に魚が獲れたそうです。
その後、前兼久漁港を作るために、浜辺は埋め立てられ、今では、海辺まで何100メートルも離れてしまいました。昔話を聞いているうちに、いつの間にか時間がお昼になったので、「恩納の道の駅」に行って、お弁当を買うことにします。
買ったのは、マグロのお寿司、魚の皮、魚汁です。食べている時に、野鳥がやってきました。野鳥は、テーブルに残っている食べ残しをついばんでいます。
こんな光景は、以前、ハワイで見たことがあります。人と自然と、自然に生きる動物・植物が、共生出来ていれば、人の周りには、自然に動物が周りに寄ってくるです。今日は雨なので、お客様が少ないです。魚汁を飲みながら、考えています。一緒に食べている奥さんは、和食ではなくて、スパゲッティを頂いています。
「恩納の道の駅」では、野菜を売っていました。
大根が150円で、葉っぱが付いています。
ゴーヤが100円、マンゴーが200円、島らっきょうは200円でした。
さとうきびが2本で60円、パパイヤが1個200円です。
パッションフルーツが12個で1500円、恩納村産の野菜用パパイヤは1個50円です。
「恩納の道の駅」でお昼を食べた後は、金城千賀子さんのお家に寄って、買った野菜を預けて、朝日会で使うことにします。
この後、ムーンビーチホテルの近くの松田清長さんのお家を探しに行きます。
2007年3月9日(金)