ムーンビーチ沖のサンマリーナホテル前での刺し網漁 第83回沖縄訪問(10)
ムーンビーチ沖のサンマリーナホテル前で、刺し網漁が始まります。冨着勝弘船長、崎浜政秀さん、片山正喜さん、松葉博雄の4人組です。
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朝、何年ぶりかで、陽が昇る前に起きました。「沖縄那覇港基準潮見(満潮・干潮)表」によれば、今朝の日の出は、7時7分です。
朝7時には、朝日会の前の港に集まる約束をしています。時間に遅れないように、緊張して寝ていたので、すぐに目が覚めました。目が覚めると、軽く朝食を食べて、これから前兼久漁港に行きます。今は、6時20分です。
朝日会に行ってみると、まだ誰もいません。
これから、刺し網を引き上げに行きます。一緒に行くのは、片山正喜さんです。船長は、冨着勝弘さんです。
崎浜政秀さんと、松葉博雄の4名で、これから昨夜に仕掛けた、刺し網を引き上げに行ってきます。
出港時には、岸壁に金城正則さんと、饒波棟重さんが来ていて、見送ってくれました。
金城正則さんは、昨夜、台湾研修から帰ってきたばかりなのに、もう、朝は陽が昇る前に起きて、こうして港に来て、出勤途中に見送ってくれています。
船は、6時45分、漁場を目指して出て行きます。
ムーンビーチ沖を通り、サンマリーナホテルの前を通って、前日に冨着勝弘さんが仕掛けた刺し網のところに行きます。
少しずつ、東の空が明るくなり、夜明け前の一番暗い時間が終わり、これから朝が始まります。
普段は、こんな時間は寝ているので、朝焼けなんて、何年振りでしょうか?片山正喜さんは、潜る用意が出来ています。網の様子を見ることになります。
松葉博雄は、海の様子を知りたくて、船の上から、水中を覗く四角い箱で出来た覗き箱から、海の様子を写真に写してみました。
珊瑚は、枯れてしまって、黒く見えるのは、ウニと、ヒトデのようです。
魚を網に追い込みます。船で、網から少し離れたところで、網に向かって、ぐるっと周り、そして、周りながら、手に持っている棒で、船の淵を叩きながら、音を出して、魚を驚かせて、網に魚を追い込みます。
松葉博雄は、ミクロネシアかポリネシアか、現地の人になったような気持ちで、「エイヤー!ハヤハヤー!」と言いながら、船の淵を叩いて、追い込み漁に参加しています。少しぐらいは、役に立っているようです。
片山正喜さんが、網の様子を見て、いくらか魚が掛かっていることを確かめて、これから刺し網を引き上げます。
網を引き上げていくと、アイゴの大きいのが2匹獲れていました。
その他、いろんな種類の魚が獲れていました。
これを引き上げると、船長の冨着勝弘さんの判断で、港に戻ります。
だんだん、ムーンビーチの周りが明るくなって、7時をちょっと過ぎると、日の出のようです。
また、来た道を通って、港に帰ります。
透き通ったムーンビーチの海は、船の上から見ても、珊瑚礁が消えたことが分かります。珊瑚礁はなくても、珊瑚の岩や綺麗な海底は、残っています。ムーンビーチ沖を通って、前兼久漁港に向かいます。
2007年2月13日(火)