牡丹の花のような猪肉 第82回沖縄訪問(7)
猪のお肉は、白い脂に覆われ、皿に盛り付けると、まるで牡丹の花が咲いたようで、猪肉鍋を牡丹鍋と言います
【沖縄県恩納村前兼久の年末・お正月の過ごし方 その7】
朝日会では、少しずつメンバーの方が抜けていきます。自宅に戻って、大晦日からお正月にかけて、お家で過ごすためです。
松葉博雄も、そろそろ猪鍋の準備をする時間が来たので、金城家に向かいます。
金城家にゆっくり歩いていると、金城正則さんが、自転車で追いついてきました。一緒に歩いて金城家に向かいます。
金城正則さんのお家では、ちょうど牡丹鍋の用意をしているところです。そこで、松葉博雄が味付けを指導することとなります。
まず、神戸から用意してきた牡丹鍋用の味噌を溶かします。ちょっと味わってみると、これでは味噌の味が足りてないので、一般家庭用の味噌を少し足すことにしました。
お玉に取り、ざるカゴの中に入れ、鍋の中で、ゆっくりと、慎重に味噌を溶かしながら、味噌を足していきます。味噌を足しても、まだ味がドロっとしていないので、塩味の代わりに、鰹節を出汁に使います。さらに、味付け用に、日本酒を入れて、味をつけていきます。
猪鍋は少しずつですが、いい味になってきました。
使っている具は、大根、にんじん、こんにゃく、豆腐、もちろん、猪肉を使いました。しいたけも白菜も入ります。
野菜のごった煮のような、けんちん汁のようになりますが、問題は猪肉です。
猪肉は長く煮ても大丈夫なので、味噌が染み込むまで、しっかり煮込んでいきます。
かなりの長い時間、猪肉を煮込むことで、味に少し自信が付きました。
卓上コンロに猪肉鍋を移して、テーブルで、皆さんで鍋を突きながらいただきます。
2006年12月31日(日)