リザンシーパークホテル沖でテラジャー採り 第82回沖縄訪問(4)

茶谷ベイのリザンシーパークホテル沖で、巻貝(テラジャー)採り、クマノミとイソギンチャク、ハリセンボン、もずくの栽培を見る
【沖縄県恩納村前兼久の年末・お正月の過ごし方 その4】

今年の最後の海水浴です。太陽が照ると、裸でも大丈夫ですが、体が水に濡れて、風を切ると、肌寒くなるお天気です。船は、リザンホテルの沖の辺りで、貝を採ることになりました。

片山さんと、松葉博雄と金城正則さんと、兵庫の宍粟市山崎町から来ている青年の4人が船にいます。金城正則さんは、今日は、海に入りません。

船の上で、釣りをするそうです。昨年の12月は、金城正則さんと一緒に潜りました。

ウエットスーツを着ていれば、沖縄の海は寒くありません。潜ってみたものの、岸辺の近くには、あまり熱帯魚も綺麗な珊瑚も見当たりません。

1時間ほど潜水しましたが、ちょっと見えたのは、ベラとか、モンガラカワハギです。ラッキーなのは、イソギンチャクの巣が見つかって、写真が撮れました。

イソギンチャクは、付近に大抵、クマノミがいます。以前、慶良間諸島の安室島沖のイソギンチャクは、水の透明度が良かったので、とても綺麗なクマノミとイソギンチャクの写真が撮れました。クマノミは、イソギンチャクと共生生活をしているので、どちらかを見つければ、両方見られます。

ゆっくり、海岸の浜辺の近くに移動していると、ハリセンボンが網に行く手を阻まれ、どうしようか、バタバタ泳いでいるところを見ました。ネットは何かと思って見ると、これは、恩納村特産の、もずくの栽培用のネットでした。

恩納村には、もずく栽培をもずく栽培を協同組合を作って、取り組んでいます。長い努力の末、全国の多くのシェアを恩納村から出荷しています。

水深2、3メートルのところに、鉄筋の丸棒を打ち、そもずく栽培を協同組合を作って、取り組んでいます。ここに、もずくの種苗を植えつけた網を張って、育てていきます。もずくの種苗を張った、もずく畑には、周りをぐるりと柵で囲んでいます。その柵のネットに、ハリセンボンが当たり、身動きできなくなっています。

片山さんは、潜るのはお手の物です

まっすぐ進まず、ちょっとバックして、横に進めば良いものを、前にしか進んでいないので、バタバタしているのです。松葉博雄は、ネットを越えて、ハリセンボンの頭の部分を押してあげると、ハリセンボンは、ネットから離れることができ、やっと方向転換ができました。思ったほど、珊瑚礁の美しさと、熱帯魚の群れが見当たりません。あまり水中写真に期待ができないので、そろそろ、船に片山さんより先に上がります。

片山さんは、潜るのはお手の物です

一方、片山さんは、元潜水夫ですから、潜るのはお手の物です。今日は、空気ボンベを背負って、「この辺りの貝を採る」と張り切って、潜水しています。最初は、片山さんの後を付いて、泳いでいきました。

片山さんが、袋一杯のテラジャー(巻貝)を採ってきました

しかし、片山さんは、巻貝(テラジャー)をどんどん獲っては網に入れ、仕事一筋なので、松葉博雄は、貝獲りよりも、珊瑚や熱帯魚の方へ目移りしていきました。しばらくして、片山さんは、船に戻ってきました。相当よく獲れています。袋一杯の巻貝が取れました。

片山さんが、袋一杯のテラジャー(巻貝)を採ってきました

「少し魚が釣れる場所を探そう」ということになり、船の場所をちょっと移動して、ムーンビーチ沖の場所に移りました。

ウインドサーフィンをしている人もいます

ここら辺りは、まだ珊瑚礁が残っているということで、珊瑚があれば、魚がいて、釣りが期待できます。早速、金城正則さんが竿を入れると、入れ食い状態でたくさんの魚が釣れました。

ウインドサーフィンをしている人もいます

恩納村には、たくさんのリゾートホテルがあります。サンマリーナホテル、ムーンビーチホテル、ルネッサンスヤマダ辺りから出ている、ウインドサーファーが松葉博雄の乗っている船の横を走り抜けていきます。

よく見れば、女性も混じっていて、最近の女性の元気さに驚きます。ウインドサーフィンは、以前に、練習しましたが、サーフボードに立つセールを支えるのもかなり力がいります。さらに、セールが倒れて、もう一度、セールを起こすときは、かなりの力がいります。これらを力任せでやるのではなく、風の力を利用して、帆を立てるのです。

金城正則さんも、一応の成果が出たので、舟を港に戻すことになりました。早速釣った魚で、ビールを1杯、ぐーっと飲むことになります。

ウエットスーツを着た松葉博雄

松葉博雄は、嬉しそうです。ウエットスーツを着たまま、この後、お料理の手伝いに取り掛かるので、ヨットパーカーを防寒用に着ています。ウエットスーツの上半身は、体を締め付けてきついので、ファスナーを外して、脱いでいます。下半身のスーツは着たままです。こんな格好をした、若いダイバーが、この辺りには、あっちにもこっちにもいます。これが、12月の沖縄恩納村の年末の過ごし方です。

 

2006年12月31日(日)

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