朝から晩まで:琉球朝顔は、朝から晩まで咲いている働き者です。
朝から晩まで琉球朝顔は咲いています。琉球朝顔はタネができない朝顔で、増やし方は挿し木です。第128回沖縄訪問(18)
朝から晩まで琉球朝顔は花が咲きます。本土の朝顔は、お昼ぐらいにはしぼんでしまいます。
沖縄のお天気ですが、沖縄に128回来ていても、沖縄のお天気は、季節の変動がとても大きくて、冬は北風が吹き、秋になると台風と、晴天の穏やかな海の日は、そう沢山あるわけではありません。今日は、比較的穏やかなお天気です。
朝ご飯をいただきます。奥さんと一緒に来ているので、朝ご飯は、神戸と同じように、手の込んだ朝ご飯を頂けます。
今朝は、釜飯です。具材は、貝です。貝と言っても、アワビ級の美味しい貝です。
昨日読谷で、片山正喜さんと獲った貝を切り刻んで、釜飯を作ります。
刻んだ貝とお米の上に、味をよくするための北海道の利尻昆布を置いて、釜飯の味を高めます。
美味しそうな釜飯ができました。
これは奥さんが作ったかまめしです。
貝の実を蛎殻から取る時にでた貝が出す液は、味噌汁の出汁に使います。
この食べ方は、山陰地方で、貝がよく採れる地域で使うレシピです。
今日も、朝日会のメンバーから頂いた(前兼久の養殖場で採れた)海ぶどうを戴きます。読谷の浜辺で松葉博雄が採ったアーサーは、味噌汁に入れて戴きます。
みじゅんのお料理も戴きます。フルーツも戴きます。
このみじゅんは、石川善忠さんが松葉博雄に、作ってくれたものです。とても美味しいです。
朝ご飯を食べ終えて、片山正喜さんと連絡を取り、10時10分くらいに、片山正喜さんのお家に着きました。
片山正喜さんの畑では、地主さんが今、これまでノニの木を植えていた畑を切り開いて新たに植えているのはゴーヤの苗です。ゴーヤは、蔓が伸びて、ヘチマのようにゴーヤの実がぶら下がります。
そのために、ゴーヤの苗を植えると、ゴーヤの蔓が絡みつくための、棚を作って、ひょうたんの棚を作るように、棚の上の方にはネットをかけて、ゴーヤがぶら下がるように、棚作りが必要です。
上手くゴーヤができると、待っているのは、周りの野鳥たちです。特にカラスが、一番美味しい頃に、ゴーヤをいただきに来ます。
片山正喜さんの庭はよく花が咲いていて綺麗です。
バナナもよく肥ってきました。このバナナは、冬成りバナナなので、夏成りバナナほど、太く実って来ません。でも、4月になって気温が上昇すると、どんどん太くなってきます。
5月くらいには、収穫できそうです。その時には、松葉博雄が一番先に収穫に来るように、今から狙っています。
片山正喜さんのお家には、鯉のぼりの代わりに、海賊旗が掲げられています。片山正喜さん自身は、海が得意で、海人ですが、決して、人の物は盗りません。
綺麗な琉球朝顔が咲いています。琉球朝顔は、蔓がどんどん伸びて、蔓同士が絡みついて、少々の風が吹いても吹き飛ばされないような、太いロープのように成長していきます。
多年草で、本土の朝顔のように、一夏で終わることはありません。本土の朝顔との違いは、琉球朝顔には、花は咲いても、実が実りません。そこで、琉球朝顔を増やすには、タネを獲ることはできません。代わりに、茎を30cm程切って、挿し木で増やします。
琉球朝顔の花は、朝に咲き、昼にはしぼむような、本土の朝顔とは違って、一日中咲き続けます。ただし、花の命は1日限りです。
片山正喜さんの家の屋根には、1本の琉球朝顔から、どんどん枝が増えて、屋根を覆い尽くすほど、向こう側からこちら側に屋根を横断しています。
今日の琉球朝顔は、数えてみても、20くらいまでは数えましたが、それ以上は数え切れないほどの沢山の花を咲かせていました。こうなると、松葉博雄も欲しくなり、片山正喜さんにお願いして、琉球朝顔の苗を少しわけて頂くことにしました。
苗の根っこの部分を探してみても、どこの辺が根っこなのか、さっぱり分からず、ここで、株訳をするのは諦め、もっと単純な琉球朝顔の蔓を探すことにしました。
片山正喜さんの地主さんが切り開いた、ゴーヤの苗を植えている畑の、端の方に、琉球朝顔が咲いていました。ここの苗は、根っこがすぐに見つかり、この根っこをから株分けを、することにしました。
片山正喜さんが、このお家に移り住んで、わずか一年半ですが、沖縄の植物は、一夏でぐいぐい伸びて来ます。今では、家の周りは、すっかり植物で覆われています。
2011年4月13日(水)