沖縄　文化：恩納村前兼久の清明祭（シーミー祭）　第128回沖縄訪問(6)

沖縄の文化です。恩納村前兼久の清明祭（シーミー祭）の日です。朝8時少し過ぎた頃起きてお天気を見て見ます。前兼久の海は穏やかで、空は晴れています。

恩納村前兼久のシーミー祭（清明祭）の日は、お天気が崩れることもあります。もし、雨が降れば、お墓の広場には、雨よけテントがはられます。日照りの時には日よけテントに替わります。

真栄田岬の側から見る恩納村は綺麗な景色ですが、恩納村側から見る真栄田岬も綺麗な景色です。

沖縄の文化である清明祭には、沢山のご馳走が用意されます。お昼に沢山ご馳走を食べる事になるので、朝食はやや控えた方がいいのですが、リゾートの朝はお腹が空いてしまいます。

冷蔵庫にしまっていた、筋こんにゃくを解凍して食べます。あと、お味噌汁です。

天麩羅は恩納の駅で昨夜買って来た、三度豆の天麩羅です。

朝のテレビを見ていると、修学旅行は、関東地方から沖縄地方へふりかえる学校が増えているようです。

沖縄の文化沖縄の観光業界にとってみたら、想定外の出来事です。関東地方が避けられるのは、東京ディズニーランドも一時閉鎖していますし、計画停電で電車のダイヤに乱れもあります。

こんな予測がたたない状態では、修学旅行に行く生徒や学校・父兄の方も心配になってきます。そこで、沖縄に行き先が替わってくるようです。

さて、これから沖縄の文化である清明祭（シーミー祭）に向かいます。12時過ぎて向かいます。前兼久のマクドナルドがあったお店の跡地が、綺麗に整備されていました。次のお店が出来るのはいつのことでしょうか。マクドナルドの角を曲がった辺りから前兼久の墓地が続きます。

金城家のお墓にやって来ました。前兼久の気温は、もう初夏のようなので、日よけにビニールシートをテント代わりに使っています。
床にもシートをひいて皆さん座り込みます。

金城家の門中の当主は、金城正浩さんです。金城正浩さんが来て、祖先に感謝の言葉、そしてこれからも健康でありますようにというお祈りをして各家庭から持って来たお重箱・お料理・お土産のお品をご先祖様にお供えします。

松葉博雄も、神戸から持って来たお菓子をお供えをさせてもらいます。お墓の前には、沢山のお重箱が並びました。

前兼久漁業組合長の金城重治さんが、シーミー祭の始まりを宣言します。そして、金城正浩さんは、お線香を那覇の方に向かってあげます。

何故那覇の方向に向かってお線香をあげるのでしょうか？それは、金城家の始まりが、那覇から祖先が前兼久に来た事に由来します。

皆さんでお墓の入り口の方に向かい、沖縄の文化を作った祖先に感謝をして、そしてお墓の入り口に回って、火を炊いてうちかび(紙銭)を焼きます。

厚紙で作った模造のお金です。こちらを燃やす事で、あの世にお金を送っている儀式になります。これは沖縄の文化です。
今回の世話役代表は、金城ノリオさんです。

沖縄独特のオードブルが出てきました。オードブルは沖縄の文化です。
煮染め昆布、海ブドウ、おはぎなどが配られます。今年の海ブドウは大変良く出来ていますが、関東地方や観光客の減少で、海ぶどうの出荷がかんばしくありません。

宴を組んで飲み合います。外には子供達が走り回って遊んでいます。

今年2人の新入学１年生が誕生しているので、2人がご挨拶をしますが、なかなかもじもじしてご挨拶が出来ず、結局名前を言うだけで挨拶となりました。その名前の自己紹介もまた、もじもじして、なかなかすぐには出ませんでした。

挨拶が済むと、また外で走り回っています。遊んでいる時にははきはきとお答えができるのですが、ちゃんと挨拶となると、恥ずかしくなってしまいます。

つまり、公式と非公式の違いが出ています。

ここで、次の門中（もんちゅう）の世話役を、10年経ったら交代しますという発議がありました。新しい役員の交代です。周りから見ても、金城家の門中は沢山賑わいがあります。都会に出て行く、あるいは親戚が少なくなっていくと、お墓を守るのも大変なようです。

松葉博雄が、過去に参加した清明祭の模様です。是非ご覧下さい。

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2011年4月10日（日）