沖縄ヤンバルツアー 辺戸岬から恩納村へ 第80回沖縄訪問(13)
国道58号線の沖縄の始まり、奥共同店、お茶の「おくみどり」、安田島、安田村を周りました。
【沖縄の海、空、花、自然と素晴らしい人たち その13】
ヤンバルツアーの続きです。沖縄本島最北端の辺戸岬から、Uターンをして向かう先は、70号線を通り、恩納村さらに前兼久村に戻ります。松田光正さんは、帰りのコースを普段通らないルート外を選びます。ヤンバルの森を切り開いた茶畑を見ました。
海岸線に入ると、もう一度、高い崖が海に迫る地域に入ります。ときどき、咲いている花は、名前を教えてもらいましたが、忘れました。写真の木の実は、毒があるということでした。
国道58号線は、鹿児島から南下し、屋久島、奄美大島、与論島を経て、辺戸岬に上陸し、ここから国道58号線は那覇に向かって走ります。
ここが国道58号線の起点です。
観光写真に出るような、グラビアの表紙になるような、アダンの実が海辺に茂るアダンに実っている写真です。
昨日、金城正則さんのお家で話題に出た、奥共同店を訪問しました。奥共同店は開設100周年を迎えた、沖縄で最も古い共同店の始まりの原点です。
マスコミにも取り上げられたので、訪問客も多いと思います。現に、松葉博雄がお店の前で立っていると、観光客が「このお店が奥共同店ですよねぇ」と尋ねてきました。
松葉博雄は頷いて、「そうです。ここが、共同店の始まりのお店です。」と目の前の店を指差して案内しました。
「おくみどり」には、「奥みどり」という銘柄のお茶の葉を売っていました。まるで人の名前のようです。記念にいくつか「奥みどり」のお茶を買いました。松田光正さんのお話では、この辺りのお茶はおいしいということです。
また、途中途中で、景色を見て、写真を撮るため、車の休憩をします。
この辺りにしかない標識があります。それは、ヤンバルクイナの飛び出し注意です。
報道によれば、ヤンバルクイナは、どんどん減少しているのですが、そのひとつに交通事故が挙げられています。
ヤンバルクイナは飛べません。道路を横断中、ヘッドライトに目がくらみ、立ちくらんでしまうようです。
車は、走って次に、安田島に向かいます。
安田地区は、道路から少し海岸に下りたところにあり、本当に静かな漁村です。
安田島の見える灯台に車を止めて、しばし景観を楽しみました。ものすごい立派な景色です。
安田島は、浜辺から見れば、島ですが、高い灯台のある岬から見れば、安田島は水平な台地のように見えました。ぜひ、この安田島に上陸したいものです。
安田村に寄りました。この安田村の公民館を訪れると、2006年の春、秋篠宮殿下が私的な研究のために、この地区に来られたことを伝える写真が掲げられていました。
安田島を見た頃は、すでに夕方で、これから前兼久まで車で海岸線を走っていても、だんだんと夕闇の迫るころなので、景色は分からなくなり、後はもう前方を注意して車を走らせるのみです。松田光正さんの案内で、ヤンバルツアーを終えて、夕方7時にはみなさんの集まる朝日会に帰ってきました。
朝日会では、これから歓談会が始まります。
高倉健にそっくりと言われていた、有銘さんは、ヤンバルツアーで持って帰った椰子の葉で作った手編みの日笠を被り、おどけています。
だんだんと暗くなるにつれて、次々に朝日会に人が集まってきて、出てくる話題は、次から次へと変わり、飲むほどにつれ、沖縄の土地の言葉が早口で出て、松葉博雄には分からなくなってきました。
事故で少し療養生活をしていた山城理愛さんは、傷も治り、元気に理愛節の復活です。
山城理愛さんは、「いつの日か生まれ故郷のサイパン島に行きたい」と話の途中でよく出てきます。
今夜は、これで終わりです。明日はまた、今日のおさらいで、今日見た中でベストショットのところに、海水浴に行こうと思います。
2006年10月10日(火)