残派岬の残波岬燈台 第77回沖縄訪問(7)
残派岬の残波岬燈台~風にもめげず、雨にも負けず、光輝き続けたい!~
【第77回沖縄訪問:沖縄本島台風第3号直撃! その7】
外は曇天ですが、雨は降っていません。台風は接近中ですが、まだ激しい風は吹いていません。これから朝日会に行って、情報収集してきます。
台風が接近中というのに、ダイビング倶楽部では、予約客を船一杯に乗せて、ダイビングの予約を消化するために、出航しようとしています。「あぶない、あぶない・・・。」
朝日会には来ている人もいなくて、松葉博雄と遊んでくれる人もいないようなので、朝ごはんを食べることにしました。
朝ごはんは、おそばと大きなおにぎりです。登川喜永さんの事務所の近くのお弁当屋さんです。
崎浜政秀さんの自動車修理工場に行ってみると、金城正則さんが車体の下に潜り込んで、車の修理をしています。
更に、冨着信常さん、その後、米須清秀さんも工場にやって来ました。皆さん、台風なので仕事が出来ず、今しか出来ない自動車の修理をしています。
松葉博雄は、車の修理を手伝う技術も無く、アテにもされていないので、修理の様子と見ているだけではつまらないので、近隣のドライブをしてみました。
先月見た「ゴールデンシャワー」は、今は満開になっています。
台風と言えば、暴風。暴風と言えば、燈台。燈台と言えば、残波岬燈台。
といった、連想が働き、風の強い方向を求めて、残波岬燈台へ行ってみました。
残波岬の浜辺に下りてみると、珊瑚礁の岩が、幾何学状にきちっと、直線で繋がっています。いったいこれは、何の跡でしょうか?
実は、この幾何学状の岩は、沖縄の各地の磯で見られます。最初、水中で見つけたときには、古代遺跡と思い、思わず「大発見や!」と思いました。それが、違うんです。
実は、昔、建築用の資材として、現代ならブロック岩として、切り出され、各地で石垣、城(ぐすく)、歩道、お墓などに石材として、切り出された跡なのです。それが、始めてみると遺跡の跡に見えるんです。皆さんもこれを見ても大発見!と思わないで下さい。
残波岬の燈台に上ってきました。高さは81mあります。風速は30mを超えています。
手すりに掴まって、やっと立てる風の強さです。
こんな時でも、岩場では、魚を釣っている人がいます。もし、風に吹き飛ばされると、どうしようかな?考えないのでしょうか?
それよりは、こんな時こそ、大物が釣れると功名心に釣られているのでしょうか?それなら、釣られているのは自分なのですけど・・・。
白亜の燈台は、美しい貴婦人のような美しさがあります。白亜の燈台は、風になびく事がありません。毅然としています。
松葉博雄も白亜の燈台のように、甘い話や、美味しい話に毅然として、世間の風当たりにも揺るがないで、しっかりと、立っているようになりたいと思いました。
2006年7月8日(土)