沖縄のリゾートのセレブな夜 第73回沖縄訪問(8)
【第73回沖縄訪問:神戸空港から沖縄へ 神戸から沖縄が近くなりました その8】
チィイリチー(チィイリチャー)がお皿に盛り付けられています。これは何かな?と箸を迷いながら、付けようかな?とうしようかな?と思っていると、仲程学さんが「松葉さんチィイリチーは沖縄では特にめでたい時に食べる料理ですよ」と薦めてくれます。沖縄ヤンバルツアーから戻り、上間さんのお家に車が着くと、今日の沖縄ヤンバルツアーは事故もなく終わりました。
一旦、ホテルに戻り、ホテルで少し休憩します。ひと風呂浴びた後は、夕方7時間近に朝日会に行きます。
金城正則さんから電話がかかり、ご馳走がたくさんできてるので来て下さいということなので楽しみにして行きます。
沖縄ではお正月に豚一頭を殺します。冷蔵庫の無い頃は、この豚一頭で保存しながら長期間食べ続けていました。豚は捨てるところがないように全部食べます。
保存食の為に豚は塩漬けにして、後からいろいろな料理に使って食べていました。チィイリチーは豚の生の血なので、豚の生の血を使ったチィイリチーは豚を処理したその日しか食べれない貴重なお料理となっています。
右側のつぶつぶが並んでいる、ぶどうのような食材は、「うみぶどう」と言います。「うみぶどう」は沖縄恩納村の特産品として、陸でできる漁業として漁港の栽培センターで養殖をされています。
「うみぶどう」の取り扱いで気をつけなければならない事は、つい、保存は冷蔵庫でと、思ってしまいますが、「うみぶどう」を冷蔵庫に入れると風邪をひいてしまいます。「うみぶどう」の保存は冷蔵庫に入れてはいけません。
今日いらっしゃっているのは、山城良一さんです。山城良一さんは沖縄恩納村村会議員です。山城さんとは2006年のお正月のゴルフコンペでお会いしました。お正月のゴルフコンペは山城良一さんが主催者でした。朝日会で、珍しい豚のイリチーをいただき、元気モリモリした後は、これから今夜は「ラマダルネッサンスホテル」にある山田温泉に行くことにしています。
「ラマダルネッサンスホテル」は朝日会からはタクシーで10分くらいの近くにあるリゾートホテルです。
ルネッサンスホテルの入口にはハイビスカスの見事な鉢植えがありました。玄関から入ると最上階まで吹き抜けの開放的な造りになっています。ホテルのフロント部分と中庭がリゾートに雰囲気を感じさせ、やしの木が四階部分まで伸びで、下から見上げればガラス越しに、晴れていれば星空が見えそうです。
ロビーで少し雰囲気を見ています。
今夜は、華麗なるアルゼンチンタンゴの世界ということで、「ラマダルネッサンスホテル」の一階ロビーには、タンゴのピアノの踊るようなリズムとバンドネオンの甘えるようなささやきがリゾートの夜を演出し、ここはアルゼンチンかと浸るような異国情緒にタンゴの演奏をしています。
さて、お目当ての山田温泉ですが、山田温泉は沖縄で初めて温泉が掘られた場所です。
ルネッサンスホテルに来た目的はここの温泉スパに入ることにあります。温泉スパは、乳白色のやや硫黄のにおいがする、お湯でした。
奥さんと70分後に、ロビーでお会いしましょうと固い約束をして、それぞれお風呂に入りました。お風呂は季節によって温度が変わって来ます。夏は39度、春は40度、そして今の季節は41度になっています。1時間頑張ろうと思いましたが、頭がのぼせ て、60分入るのは、なかなか難しいので少し早くでました。一人ロビーに降りて、風呂上りのビールを一人でぽつんとロビーに座って飲んでいると、このゆっ たりとした空間、大人の世界を演出する音楽の素晴らしいさを感じる夜でした。
今夜の演奏チームはピアノとバンドネオンとギターの3人で、タンゴの曲を演奏しています。タンゴの名曲が聞こえることを期待しています。今聴こえてる曲はカミニートです。もっともっと、血のたぎるような情熱的な曲を聴きたいものです。
「ラ・クンバルシータ」が聞こえたらいいな、洗練された「奥様お手をどうぞ」でもいいな、それとも、野性的な「さらば草原よ」でもいいな、と思いつつビールを飲み干せば、そろそろ固い約束をした70分後がやってきたので、もう一度階上を上がり、山田温泉スパに奥さんを迎えに行きました。
「奥様お手をどうぞ」とこんなときに、タンゴが聞こえてくれば格好が良いのですが、「どこへ行ってたのよ!」という奥さんからのご注意をいただきました。
ホテルのショップに寄ってみました。奥さんは沖縄の陶器や塗り物を見て回っています。
沖縄には民芸品が沢山あり、既にたくさんの沖縄グッズを買っているのでさらに珍しいものを探すのはなかなか見あたりません。
リゾートの夜、リゾートホテルの夜、ドアボーイに見送られ、何かセレブリティーな気持ちになりました。
2006年2月18日(土)