ずけやま(恩納村前兼久)は、江戸前寿司のお店です。瑞慶山良次さんは、東京築地で寿司職人の修行をしています。
ずけやまのお店は、恩納村前兼久ムーンビーチホテル入り口にあります。客層は、観光客中心です。 第146回沖縄訪問(1)
沖縄訪問です。
今回の沖縄訪問の目的は、
恩納村前兼久のシーミー祭に参加することです。
今回は奥さんも一緒です。
ANAの便と言っても、実際はソラシド航空です。
あの、ドレミファソラシドの、ソラシド航空です。
定刻通り、飛行機はフライトを始めました。
横一列は全部で6列です。
窮屈な席です。これから1時間55分のフライトです。
しばらく寝ていることにしました。
18時40分頃、沖縄が近づいてきました。
窓から見える沖縄は、もうすぐそばです。
18時50分、予定通り、那覇空港に着陸です。
今日のソラシド航空は、バスでターミナルに移動する、
ちょっと不便なアクセスでした。
この後飛行場のロビーを通過します。
いつもの水槽の、ナポレオンフィッシュです。元気にしています。
沖縄レンタカーに迎えに来て貰います。
沖縄レンタカーは、今、事業縮小の最中で、
社長以下3人で運営しているそうです。
150台近くあった車も、今では40台に縮小しています。
この後、高速道路を通って、前兼久に行きます。
20時半頃、ホテルに着きました。
この時間は、遠くのお店に食事に行くには遅いので、
近くのお店にします。
今日は初めての店ですが、
「琉球料理 ずけやま」というお寿司屋さんに行きます。
中に入ると、生憎お客様は誰もいません。
松葉博雄と奥さんの2人だけです。
最初に、ビールを注文して、その後、お寿司を頂きます。
お寿司が出来るのを待っている間、
店の装飾品に目を遣ると、鳥の綺麗な絵がありました。
つい写真に写していると、この絵は、
ここの主人の瑞慶山良次さんの、
高校の先生がプレゼントしてくれた絵だそうです。
これだけの絵が描けるということは素晴らしいです。
お寿司を食べながら、瑞慶山良次さんのお話を聞きます。
ここの瑞慶山良次さんは、東京の築地で、
寿司職人の修業を10年していたそうです。
今の店は、7年前にオープンしています。
松葉博雄は、名刺を出して、
色々な質問をしている理由を先にお話ししておきました。
サービスマーケティングの研究をしているからです。
瑞慶山良次さんは、石川の出身で、
前兼久の地域との繋がりを、あんまり持っていないようです。
むしろ松葉博雄のほうが、
このあたりの人の名前をよく知っていました。
瑞慶山良次さんは、石川と前兼久の距離の違いを、
意識していましたが、神戸の方からみると、
石川も前兼久も近いように見えますが、
住んでいる人から言うと、石川と前兼久は、
ずいぶんと違うようです。
従って、このあたりの地域の人との交流はあまりないようです。
お客様は90%が旅行客です。
そのために、忙しいときと、暇なときの差が大きくて、
経営に大きく影響しているそうです。
忙しいときは、身内に手伝って貰っています。
4月は暇なときなので、応援に来ていません。
瑞慶山良次さん自身が、包丁を握っています。
このあたりの前兼久の人のから、
「ずけやまは高い」という噂を聞いていました。
しかし実際の所そんな高い値段ではないのですが
やはりそれは、地域の住民から見た値段だと思います。
もともと沖縄の皆さんは、那覇は別として、
中部や北部の人達は、お寿司を食べる機会があまりないのです。
内地によくある回転寿司も、このあたりにはありません。
従ってお寿司を安く食べるという文化、
あるいは風習がないのです。
沖縄そばだったら、600円か700円でおなかいっぱいになります。
でもお寿司だとそうはいきません。
文化の違いというものが、
なかなかお客様を獲得できないという理由に見えました。
ずけやまでお寿司を頂いた後、ホテルに帰ります。
テレビを見ていると、宮入一芳さんから電話が入っていました。
電話をしてみると、
宮入一芳さんは今は沖縄にいて、
しかし、明日東京に帰るそうです。ニアミスです。
残念ながらすれ違いです。
前兼久はどのように変わっているか、
また明日から気がついたことを調べていきたいと思います。
2014年4月16日(水)