名護の源河オーシッタイは、大湿帯の事です。ヤンバルへドライブ
ヤンバルへドライブです。 名護の源河オーシッタイは、大湿帯の事です。しゃし☆くまーるとは、インドの言葉で”月の息子”という意味だそうです。 第144回沖縄訪問(7)
片山正喜さんが、約束の時間にホテルまで迎えに来てくれました。
いつも荷台に乗っているリーがいないのは、何か違和感を感じます。
高速道路を使わないで、東海岸ルートを通り、名護を経由してヤンバルに向かいます。
ヤンバルに通じる道は、トンネルが出来て、時間短縮になっています。
ハンドルを握っていないと道は覚えられません。あなた任せのドライブでは、
どこを走っているのか、頭の中には記憶が残りません。
ガイドさんの旗にぞろぞろ付いて歩くバスツアーや旅行だと、
通った道が記憶に残らない、というのと同じです。
今日は魚泊の方を目指していますが、
途中、森の中にある喫茶店で、昼食をとる事になっています。
ヤンバルの森の中には、国有林に混じって私有地もあります。
私有地はフェンスで囲まれ、人が入れないようにガードされています。
その中には不思議な私有地もあります。
森の奥でどんな事が行われているのか、外からは分かりません。
ミツバチの巣箱がありました。
ミツバチの巣は、自由勝手に設置することは出来ません。
少なくとも、近隣の巣箱と2kmは離すことが決まりになっています。
以前に、小浜養蜂場の小浜美佐子社長に、沖縄の養蜂について、講義を受けたことがあります。
森の中に、門構えのしっかりした邸宅も見つけました。
どんな方が住んでいるのでしょうか?
片山正喜さんが探しているのは、『しゃし☆くまーる』です。
ここで、カレーを頂く予定になっています。
なかなかしゃし☆くまーるが見つかりません。
片山正喜さんの5年前の記憶が頼りです。
少しずつ、標識がしゃし☆くまーるに近付いている事を示しています。
後わずかです。
しゃし☆くまーるのオーナーは、ヤンバルの森の中で、
どれくらいお客様が来るのか、分からない状態で、
毎日カレーを作って待っているのでしょうか?
やっと見つけたしゃし☆くまーるは、幹線道路から離れて、
かなり奥深い所にありました。
本当にここまで、お客様が訪ねてくるのかと、
思いたくなるほど、奥深い所です。
木造の大きなお家に、蜂蜜を利用した蜂蜜製品が売られています。
あてにしていたカレーライスは、最近は作っていないそうです。
やっぱりなぁ、いくら作って良いのか分からないカレーライスを、
作り続ける事は難しいと思います。
家の庭には、庭と自然が一体となって、どこまでが庭なのか、
どこからが森なのか、境目の無いような自然環境です。
ご主人は養蜂に専念して、奧さんがお店を守っているそうです。
カレーはないので、コーヒーを頂きました。
しゃし☆くまーるとは、インドの言葉で”月の息子”という意味だそうです。
ベトナム地方で、編まれた生地を使って、帽子を作り、販売していました。
一つが2,500円です。これに片山正喜さんは、
眼をつけて、かぶってみて、買うことになりました。
松葉博雄も試着してみましたが、全然似合いません。
やはり、ワイルドな人でないと合わないようです。
この地域は大湿帯(オーシッタイ)と言われるようです。
ここに定住して、もう20年以上も生活しているそうです。
この地域は、携帯電話や、インターネットの電波が入りません。
賑やかな都会が合わない人にはぴったりな場所です。
2013年10月3日(木)