伊平屋島では、各地区毎に、村中総出で、各地区の清掃をしています。 子どもの行動を見ていると将来が予見出来そうです。伊平屋島訪問記(19)
伊平屋島では、各地区毎に、村中総出で、各地区の清掃をしています。大人は草刈り、子どもはゴミ集めです。第138回沖縄訪問(22)
お昼の船便で伊平屋島を出港します。それまでの午前中に、もう一度ドライブしています。ドライブコースは、阿波岳を通って島尻を抜けて、前泊へ行きます。
前泊地区では、今日、日曜日は地区の人達がみな村の掃除をしていました。小中学生も参加です。おじいもおばあも参加です。神社を清掃しています。皆さんが曜日を決めて掃除をするのは素晴らしい事です。
子ども達が、神アサギの境内を清掃しています。木陰に座って、子ども達の行動を見ていると、
①何も言われなくても、自分で進んで清掃をしている生徒
② 先生に言われた所だけ清掃している生徒
③ 喋りながら清掃をしているように振る舞っている生徒
④ 殆ど何もしないで先生の目を避けて遊んでいる生徒
など、生徒の行動に、大人の行動が反映されていました。いや、むしろ将来の大人になった姿が、子どもの頃から内在しているのかもしれません。
さらにちょっと行くと今度はダムがあります。ダムに上がってみます。ダムのすぐ傍に牧場というか牛を飼っているところがありました。
仔牛が今から軽トラックに積み込まれてどっか連れていかれる所を見ました。仔牛は嫌がって後ずさりをしています。
あのトラックに乗るともう帰れないということが何となく分かっているのかもしれません。トラックに乗せる人は鼻を引っ張って牛を乗せようとしています。辛い景色です。この牛はどこに連れていかれるのでしょうか。もう仔牛はお母さんとも会えません。
ダムに上がってみます。大きなダムです。山と山の間を堰き止めて、貯水池を作っています。
我喜屋ダムです。このダムは、25m×13mのプールで、260杯分有るそうです。高さは330mです。使用目的も書いています。家庭のお水にも使われます。
管理棟があります。立派な管理棟です。このダムの周りをぐるっと車で一周して、展望台を探してみたものの、無いので、このダムもこれで終わりです。
次は前泊の港の方へ行きます。
沖縄のお天気に、スコールはつきものです。島の水蒸気が空に上昇し、雲を作り、冷やされて雨となって降って来ます。
沖縄の夏は、本土よりも涼しいのは、時折大地を潤す、シャワーがあるからです。突然シャワーは降り始めて、暫くすると、また青空が戻ってきます。
とても暑くなったので、片山正喜さんがかき氷を食べたいということで、かき氷屋さんに寄ります。お店に人がいないので、本宅の方に行って呼んできます。
ここの奥さんは美容院もやっています。かき氷と美容院とやっているそうです。お客さんがくると店が開きます。黄金のハブの写真がありました。最近島で飼われている黄金のハブがいるそうです。
片山正喜さんは氷ぜんざい、松葉博雄はいちごです。氷ぜんざい300円、いちご200円です。せかせか食べていると頭が痛くなってきました。ゆっくり食べないと危ないです。お店のおかみさんと色々話をして情報を得ました。
この伊平屋は以前は2000人以上の人がいたそうですが、不景気で段々人が減っていって、今では1300人程度です。
伊平屋島には中学校までしか学校がないので、高校に上がると、学生は本島の方に進学していきます。
そうなると、それぞれの家庭の生活は二重生活になります。本島の向こうと伊平屋島のこちらと、2つに分かれて暮らすことになるので、とても経費がかかるそうです。
2012年7月15日(日)