うるま市 伊波城跡から、石川の町と石川の海が見えます。遠く恩納村も見えます。

伊波城跡から、石川の町と金武湾の石川の海が見えます。 第137回沖縄訪問(6)

ハブの出そうな、蒸し暑い伊波城跡に登ると、

石川の町と石川の海が見えます。

沖縄県立石川少年自然の家 も近くに見えます。

松田光正さんの頭の中には、

沖縄の隅々の地理がインプットされていて、

まるで人間ナビです。

ありました、松葉亭です。

場所は、石川の郵便局通りです。

どこに行くのか、分かりません。

ハンドルは松田光正さんが握っているので、

あなたまかせのドライブです。

 

次に案内してもらった所は、

松田光正さんのお兄さんのお家です。

家の前には、エンジェルトランペットが咲いています。

松田光正さんのお兄さんとは、

以前に松田光正さんの案内で、

お兄さんの畑でお会いしたことがあります。

屋上に上がってみると、

石川の港が見えます。景色がよく見えました。

近くのお家の屋根には、大きな水タンクが見えました。

沖縄のお家には貯水用の水タンクがど、この家にもあります。

最近は、断水が少なくなりましたが、

8年くらい前には、台風が来ないと渇水が続き、

断水が起きていました。そのために、

どのお家も断水に備えた水タンクを用意しています。

行政側としては渇水に備えて、

あちらこちらで貯水用のダムを作っています。

降った雨水を一旦ダムに溜めて、

そこから浄水場に送り、濾過して家庭に給水しています。

このような対策が効を奏して、近年は断水が止っています。

次に、この近くの伊波城跡に案内して貰いました。

これから登っていきます。

沖縄県教育委員会の掲示板によれば、

伊波グスクからは、2800年前からの貝殻、

魚、イノシシなどの骨が、発掘されていて、

この地域はかなり古くから住居地になっていた事が分かります。

近くに沖縄風の綺麗な屋根のお家があります。

これはある新聞社の所有するお家のようです。

伊波城跡に登っていきます。

この時期は、湿気を含んだムンムンとした、

雨上がりですから、夜はハブが出る条件が整っています。

お昼は、石垣の中に潜んでいて、

日の当たるところには出ません。

お昼にハブが出ると、自殺行為になるそうです。

それは分かっていても、ハブの出そうな草むらに近づくと、

なんだか体温に感知して飛びかかられそうで、

あまり草深い所には行きたくありません。

伊波城の頂上部分に登ると、

向こうの方まで景色が見えます。

ヤンバルの方向を見ると、

恩納村のホテルがいくつも見えました。

風が心地よく吹いています。

頭上からは梅雨明けを思わせる、

強い日差しが照りつけて、地上に降り注いだ雨を、

水蒸気として蒸発させているようで、

蒸し暑さを強く感じます。

金武湾を見ると、離島が連なっているように見えます。

なかなかの絶景です。

市街地を見ると、道路や、車、

お家がジオラマのように見えます。

伊波城の後は、伊波の地区にある、

山城紅茶の栽培地へ向かっています。

ガジュマルの大木を見ています。

ガジュマルの大木が、幸運にも残ったのは、

御嶽が有るところは、

祖先を大事にするので森を残しています。

300年の年輪を重ねたガジュマルです。

ほんの一部しか残っていませんが、

残っていて良かったです、

周りには亜熱帯の植物が育っています。

御嶽の周りは、

沖縄では開発を控える風習があるので、

ほんの僅かですがヤンバルの森が残っています。

松田光正さんが車を脇に止めて、

御嶽のすぐ側に茂っているガジュマルの大木を見せてくれました。

これは、以前にも来た事がある場所です。

これがパンの木ですよと、指さしてくれた方向を見ると、

パンの木の花が咲き、小さな実が実り、

少しずつ大きくなったパンの木の実も見えました。

沖縄の亜熱帯性植物の成長は、とても早くて、

もし、一年でも耕作地を放置していれば、

直ぐに草ボーボーになります。

今、コンクリートに作り替えた自然も、

10年、50年、100年放置すれば、コンクリートは崩れ、

ヤンバルの自然の森が回復する可能性もあります。

身近なところで、一部でもヤンバルの森が残って、

開発の前がこんな森だったんだと、想像が膨らんできます。

2012年6月22日(金)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください