沖縄 世界自然遺産ヤンバルに 巨大テーマパーク 「ジャングリア」工事始まる
投稿No:9774
沖縄嵐山に 巨大テーマパーク 「ジャングリア」 工事が始まっています。
ヤンバルのドライブ中に見つけた自然の景観
とても綺麗なお庭のようで、
思わず車を停めて、
しばしお庭の芝生に見とれていました。
綺麗な芝生は、実はオリオンビールのオリオン嵐山ゴルフ倶楽部でした。
ゴルフ場だったのです。
ゴルフ場の跡地に計画されているのは
森林の中を専用車両で恐竜から逃げ回る
アトラクションなどを準備しているようです。
開業時の面積は60ヘクタールで、
投資額は700億円規模を想定です。
淡路島公園の景観を壊すゴジラの施設 パソナの二の舞に
景観を壊し、市民に嫌われた例が淡路市にあります。
芝生の広い広場の対面に、
パソナの子会社が運営する、
ゴジラの遊戯施設が広がっています。
ここは、以前には家族連れの皆さんが
公園を楽しんでいた地区です。
地域住民の静かな公園が、
騒がしい営利施設に占有されています。
沖縄の北部に、
新しいテーマパークができると、話題になっています。
どんなところにできるのか?
何が問題になっているのか?
せっかくなので、偵察へ行ってみることにしました。
巨大テーマパークの名前は、
「ジャングリア」と発表されています。
場所は沖縄県北部で、世界自然遺産に
登録されているやんばるの森があるエリアです。
その、やんばるの森があるエリア、
今帰仁村呉我山にあった嵐山ゴルフ場跡地に、
テーマパークが建設される予定です。
土地の広さは60ヘクタールで
東京ドーム約13個分の広さです。
「パワーバカンス」をコンセプトに、
やんばるの自然のエネルギーを感じながら、
最先端技術を活用した質の高い
エンターテインメントを通して興奮と開放感を
得られるテーマパークを目指しています。
アトラクションやスパなど、様々なリゾート体験が
新しく楽しめるテーマパークだそうです。
ジャングリアは、
約700億円を投じて建設しています。
刀 代表取締役 CEO 森岡毅氏は、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの
経営を立て直しを主導し、
数々のテーマパークを手掛けてきた方です。
「都会にはない興奮と贅沢のテーマパーク」とし、
地域の特徴である大森林、圧倒的な大自然を生かした、
鉄とコンクリートの世界ではない
アトラクションを計画しています。
(参考:Impress Wacth)
沖縄の地元の人たちは
経済効果への期待と、
行き過ぎた商業主義への懸念が交錯しているようです。
今帰仁村の久田浩也村長は
「村民所得の向上などあらゆる産業への
効果を期待している。包括連携協定も結んでおり、
子どもたちのキャリア教育にも役立てたい」
と語っているようです。
しかし、この地域で長年暮らす住民からは
なるべく今の生活が壊れない動きになってほしいと
声があがっているようです。
「既に工事段階で土日に交通渋滞が起き、
開業前から住民生活に影響が出ている」
との声もあがっています。
パークの観光需要を見込んだ
周辺の乱開発を心配する声など、
これまでの暮らしが大きく変化しかねないことに
根強い不安があるのも事実です。
新パークを運営する
ジャパンエンターテイメントが
先日公開した正社員の求人を見ると、
「オペレーション企画ディレクターで
基本給50万~66.6万円、年収750万~999万円」など、
沖縄では破格の待遇ともいえる
条件がずらりと並んでいます。
刀 代表取締役 CEO 森岡毅氏は、
「沖縄の北部、日本で最も貧しいと
言われている沖縄の北部に、あの場所ならではの
特徴を使った変化の起点をつくることによって、
さまざまな人の笑顔を生み出すことによって、
より多くの人に豊かな収入が回り、
誇りを持って働ける場所ができる。
これによって、さまざまな宿泊施設もできれば、
他の集客施設もできるでしょう」
と発言しているようです。
パークの開業は、長年の課題だった
沖縄の観光業従事者の待遇向上につながり、
ひいては沖縄経済の起爆剤になるのかもしれません。
地域住民は、地域で長年大切に育まれてきた
価値観を分かち合いながら、
開業に向けて準備を進めてほしい、
と切に願っています。
(参考:沖縄タイムス+プラス)
景観は壊されて 工事現場に
とても広くて驚きました。
元々はゴルフ場があった場所なので、
まわりの自然はとても豊かで綺麗です。
それが、以前の景観はすっかり壊されていました。
聴いた話によると、出来る前から
誰も好意的に受け取っていないようです。
北部のほうはあまり栄えていないので
テーマパークを作り、
活性化を図るのが目的でしょうが
沖縄の手付かずの自然と歴史のある土地を
守ってほしいという気持ちもある方も多いようなのです。