ヤシガニ会の沖縄会議は、石川の「金の蔵」で、ヤシガニ好きの人たちが集まって、開催されました。(3)
ヤシガニ会の沖縄会議は、石川の「金の蔵」で、ヤシガニ好きの人たちが集まって、開催されました。 第122回沖縄訪問(3)
ムーンビーチホテルで、タクシーを呼んでもらい、これから恩納村から石川へ行きます。恩納村は東シナ海に面し、石川は金武湾に面しています。今日のヤシガニ会の会場の予定は、石川の「金の蔵」というお店です。
蕎麦田俊夫さんは、かなり以前から、「金の蔵」を利用していて、古い馴染みのお店です。ママさんとも昵懇なので、いろいろ無理が利きます。カウンター席の奥にある座敷の席を空けてくれました。ここで、まずは乾杯です。
ヤシガニ会の沖縄では、蕎麦田俊夫さんが声をかけて、今日は何人が集まってきます。
先に来てたのは、池原さん、比嘉さんです。瓜のお料理がとってもおいしくて、お通しのつもりが、もうちょっと欲しくなりました。
比嘉さんのご家族は、今年、ご両親を連れてパラオのテニアンの方に、旅行してきたそうです。以前、日本がテニアンを占領していたときに現地で生活していたので、ご両親が通っていた学校に行くと、昔の記憶が蘇ってきたという話を聞きました。
ソーキのキャベツ炒めが出ました。料理はママの嶋袋啓子さんの手作りです。お料理も上手、サービスも上手、笑顔もお上手、とっても感じの良いママさんです。
今日は、池原さんと比嘉さんのお二人が、お酒を持ってきてくれました。
勝手に開ける訳にいかないので、ママさんに「お酒、飲んでもいいですか」と確認すると、OKということになり、持ち込みOKです。泡盛は「海」という銘柄です。ビールをいただきながら、泡盛をいただきます。
テーブルが二つに別れて、松葉博雄のテーブルでは、広島の竹原市から、蕎麦田俊夫さんと一緒に沖縄に来ている岡田さんの夢物語を聞かせてもらいました。
岡田さんの夢とは、玳瑁(たいまい)である、ウミガメの剥製を集めるのが趣味で、かなり今、集まっているそうです。近い将来は、集めたウミガメを展示する、ウミガメ御殿を作りたいのが夢だそうです。
岡本さんの夢を聞いて、どんどん話しは盛り上がってきます。今日の2010年9月5日の日付のサインを書いておきます。1人が壁に何かを書くと、次の人も書くようになるので、これが第1号だと書いておきます。資金作り計画も書いておきます。
夢を語り始めると、熱が入ってきて、それでは、ここに誓いの言葉を書きましょうということになりました。どこに書くかと言えば、この次に来ても、ちゃんと残っているように「金の蔵」の壁に書くことにします。
ママさんに、壁に誓いの言葉を書いてもいいですかと尋ねると、良いですよと、お許しがでました。しかも、マジックを持ってきてくれました。マジックインキを借りて、2020年までにはウミガメの御殿を建てるという誓いの内容を書きました。岡本さんのサイン入です。
ウミガメ御殿を建てるためには、資金がいります。そのための資金作りとして事業計画も考えました。これは秘密なので、ここでは言えません。ある事業を始めて、それで、建設資金にするということになりました。事業創造については、松葉博雄も研究をしているので、少し意見を言って、話しを盛り上げました。事業創造は2003年の予定になっています。きっと、ウミガメ御殿ができるときにはご案内が届くと思います。
ヤシガニの研究ですが、ヤシガニを養殖していくためには、何回かヤシガニは脱皮をすること、海で産卵をして、海から陸に帰ってくるという生態系があります。
普段は陸で成長しているヤシガニも、海を経由して帰ってくという謎の部分があるので、これは沖縄の地元の、漁業関係者の協力が必要です。したがって、今日のヤシガニ会では、地元の漁業関係者の方も来て頂いて、話しを聞いてもらっています。
沖縄のヤシガニは、乱獲が続き、このままでは絶滅してしまうという「絶滅危惧種」に環境省から指定されています。ヤシガニを増やすためにはどうしたらよいか、もっともっとヤシガニの生態系を研究しないといけません。
もし、ヤシガニがうまく養殖できれば、ヤシガニが観光資源になることも考えられます。そうなると、ヤシガニを観光資源にすることができます。ヤシガニが卵から孵化し、海で育ち、丘に戻ってくるような養殖方法が確立されると、協力してくれる人はどんどん出てくると思います。有意義な研究会となりました。松葉博雄と奥さんは、10時30分頃には、皆さんよりお先にホテルに戻ります。石川のリバーストーン通りでは、看板が闇夜に輝いていました。
2010年9月5日(日)