お盆休みの沖縄 その10「4日目:今も残る沖縄のホームドラマのような家庭を訪れました」
もう既に港には朝日会にはたくさんの人が来て、今日の宴会は始まっています。
鰆の刺身を味噌酢で食べていました。私も頂きました。大変おいしいです。
この鰆は崎浜さんが釣ってきたということです。
皆さんが持ち寄った肴を囲んで、オリオンビールや泡盛を飲んで、今日の一日の話をまるで家族の団欒のように話して、それをみんなで聞いています。
話は仕事の話しやら漁の話し、だんだん興奮してくると、松葉博雄には分からないこの地方の方言が入ってきます。今日の月は十三夜です。もうしばらくすると十五夜、満月になります。
明日は帰るという夜なので、今夜はこれが最後の皆さんとの飲み会になります。なんだか帰りたくないなと思いながら、月を見ながら飲んでいます。
金城さんが名残に、私たち二人をお家にご招待してくださいました。とても嬉しく思います。そこで、お言葉に甘えて、朝日会の後、金城さんのお宅を訪れました。
金城さんのお家では、先ほど夕方の釣りにご一緒した青年たちを囲んで、お庭でガーデンパーティーが始まっていました。
金城さんの家族の皆さんもご一緒で、この中に松葉夫妻もご一緒させていただきました。
台所では、今日のマグロを奥様がさばいています。船で見たときよりも台所で見たほうが、マグロは大きく見えました。これだと、大変立派なお刺身ができます。
お家で大きなマグロをさばくのは、周りに魚の汁が飛び散ったり、アラがたくさん出て、この利用もどうするかということもあり、主婦には大変なお仕事です。
ガーデンパーティーには、家族の方や、お孫さん、次男さんのお孫さんらが集まって10人を越えるたくさんの人です。
一緒に食べる食事は、賑やかでとても話しが弾み、こんな家族に囲まれて食事ができるなんて、羨ましく思います。
しばらくすると、仲程さんもやって来て、さらに話しは賑やかになってきました。
金城さんの次男さんが結婚した時の写真も見せていただきました。沖縄の結婚式は、参列者の方がとても多いようで、賑やかな披露宴では当然沖縄の民謡や三線、そして踊りが出るそうです。
たくさんの楽しい話と、沖縄の人たちの知り合いができて楽しいガーデンパーティとなりました。とってもかわいいお嬢ちゃんなので、ちょっと写真を大きくして掲載させていただきます。
こんなかわいいお嬢ちゃんが膝の上に乗ってきて、じぃちゃん、じぃちゃんと言われると、私だったらもうメロメロになりそうです。
家族の絆がとても強く、親を思う気持ちや、子を大切にする親心などの沖縄の文化に触れて、これまでに知っていたことですが、目の前で実際に見ると、もう内地ではなかなかお目にかかれないような家族の結束の強さを見せてもらいました。
ずいぶん前のホームドラマでは、「7人の孫」という話があり、家族が多い場合は、その話題や心配の種が広がる話がテレビでありました。だんだんと夜も更けてきて、今夜が最後の夜と思うと、とても寂しく思います。
でも、良い家庭を見て、まるでホームドラマのようでとても温かい気持ちになりました。ビールと焼酎をたくさんいただいたので、足がふらふらしています。金城さんの長女ご夫妻が送ってきてくださいました。金城家の皆様、ありがとうございました。
2005年8月17日(水)