恩納村前兼久の海で獲れたタコ、ハギが今夜の酒の肴です。金城クレアちゃんの足の裏の指に刺さった小さなトゲをみんなで抜きました 第106回沖縄訪問(6)
恩納村前兼久の海で獲れたタコ、ハギが今夜の酒の肴です。金城クレアちゃんの足の裏の指に刺さった小さなトゲをみんなで抜きました。テレビでは、沖縄の方言と珊瑚の海が消えていくことに警鐘を鳴らしています。
【春になれば春休み、夏になれば夏休み、冬になれば冬休み、休みが続くと沖縄の旅行客は増えて、沖縄の地元にも活気が表われてきます その6】
夕方になったので、朝日会に行きます。朝日会に行く途中、綺麗に咲いているハイビスカスの花を見つけました。
沖縄にはたくさんのハイビスカスの種類があります。それぞれに美しさが違います。
朝日会のグランドの芝生の芽も、少しずつ伸びてきました。朝日会には、まだ集合している人はいません。皆さんが来るのをちょっと芝生の上でゴルフの素振りをしながら、待ってみます。
テントの中には、「朝日会の会費を払って下さい」という張り紙がありました。
原さんと金城正則さんがやってきました。今日は、上間光元さんからもらったタコを茹でて、ビールのつまみを作ります。
タコの茹で方には、細かいルールがあって、まず大きな釜に水を張り、ガスに火をつけて鍋のお水を沸騰させます。沸騰してから、タコを入れます。タコを入れて、25分間茹でます。
25分経つと、火を小さく落として、とろ火で、さらに20分茹でると、美味しい茹でタコができます。
今日、ムーンビーチ沖で獲れた魚もあります。
この大きなハギを金城正則さんが刺身にします。
徐々に朝日会の皆さんがみ集まって来ました。山城興善さん、冨着勝弘さんと一緒に炉端を囲みます。
金城正則さんの包丁裁きで、とっても美味しいハゲの刺身が出来ました。タコも茹で上がりました。
朝日会の面白いところは、行ってみないと、何が出るか分からないことです。神戸や大阪のお値段の高い一流料亭でも、味わえないほど、新鮮な食材や珍しい食材が出ることはあります。
朝日会は、料亭ではありません。皆さんが食材を持ち寄って、みんなで料理し合って食べていますが、船を持っていて、漁に出る人、畑を持っていて、野菜や果物を持ち寄る人などの組合せで、とっても珍しい食材が集中的に集まることがあります。
朝日会の後は、金城家に行きました。金城千賀子さんが、一生懸命台所で作ってくれたお料理が、いくつもあります。
今晩は、魚汁、エビフライ、鯛のあら炊きなどが食卓に出されています。
金城クレアちゃんは、歩き方がヘンです。どうも足の指先の具合が悪いようで、心配なので、大人のみんなが集まって、クレアちゃんの足の裏をよく見てみると、足の指にトゲが刺さっていることが分かりました。これは大変です。
トゲを抜かないと歩く度に痛いので、皆さんで協力して、クレアちゃんの足に刺さったトゲを抜くことになりました。
トゲを抜くためには、針をガス火で消毒し、針の先でトゲを抜こうとしています。大人の行動を子供のクレアちゃんは聞いていて、心配そうにしています。
針で刺して突いて出すというのは、クレアちゃんが怖がるので、まず松葉博雄が痛くないという見本を示して、その気にさせました。
オキシドールを塗って、消毒もします。針を焼いて、傷口にライトを当てて、どうなっているか分かりやすくして、針で突いてトゲを出します。
なかなかうまくいきませんでしたが、膿はまず出ましたが、芯となっているトゲはなかなか見つかりません。
痛がるクレアちゃんを宥めながら、皆さんで一生懸命トゲを探して、芯を突き出しました。やっとトゲの芯が出てきました。
やはり、トゲが刺さっていました。トゲを取ると、もう痛くなくなりました。クレアちゃんは、よく我慢してくれました。
金城正則さんが、「明日海に行こう」と誘ってくれましたが、明日は那覇に行く予定があるので、残念ながら松葉博雄は着いて行けません。
夜10時ごろになって、金城家を失礼しました。
ホテルの部屋に戻ってテレビを見ていると、沖縄の方言の文化が消えていきそうだというニュースがありました。
沖縄の言葉は、ひとつの独立した言葉です。
それが、だんだん話す人が少なくなって、戦後直後はアメリカの占領下では、話すこと自体も禁止された時代があったそうです。
徐々に標準語に統一されて、沖縄の言葉で話す人が少なくなって、使える人が消えていくという心配があるようです。
今の状態が続くと、沖縄の方言は、絶滅する言葉となるようです。これは困ったものです。そのようなことに対して保護しようという考えもあります。
テレビでは、もうひとつ沖縄のニュースは、使用する用途もないのに、泡瀬の浅瀬を埋める工事が進んでいるようです。一度、壊れた珊瑚の海を、コンクリ-トを剥がして、再生することはとても無理です。
利用の予定もないのに、珊瑚の海を埋め立てていることを傍観していると、環境庁の存在が問われることです。
2009年3月17日(火)