京都 観光 文化財保護:京都観光資源 文化財を守る 文化財を守る人、文化財を守る人に、女性の登場が目立ちます
京都東山へ日帰り近隣ツアー(4)
最後に回るのは、重要文化財の「霊屋(おたまや)」です。
北政所の墓所、秀吉と北政所をお祀りしている所であり、厨子内左右に秀吉と北政所の木像を安置しています。
須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施され世に高台寺蒔絵と称され桃山時代の漆工芸美術の粋を集めています。
不思議な発見がありました。
これまで、京都のお寺で、案内を受けたのは、男性がほとんどでした。ところが、今日の高台寺では、ほとんどの案内人は、女性です。
あちらこちらに、防犯システムが、あります。ちょっとしたいたずら書きや、ちょっと持って帰りたいと思う心、文化財を破壊する見えない破壊者を、見張るためには、大勢の人が必要です。
茶室の側には、今年生えたばかりの、太い青竹が、茂っています。青竹を見るだけでも、すがすがしさを感じます。
高台寺を出たあとは、奥さんと、茶店で一服するつもりが、目の前のソフトクリームに目がくらみ、抹茶アイスと、バニラを注文して食べました。
ここから、二寧坂に向かいます。
観光客を相手にするような、お土産屋さんが並んでいます。
修学旅行と思えるような、高校生のグループともすれ違いました。
大同2年(807年)に坂が整備された際に、「二寧坂」という名前がついたという説や、三寧坂の下にある坂なのでそう呼ぶようになったという説などがあり、三寧坂と合わせて清水寺、高台寺、霊山護国神社、法観寺五重塔などを観光する際に京の風情を楽しめる坂です。
「甘党の素通り出来ぬ二寧坂」と言われるように、坂の両脇には、甘味処が並んでいます。
「八坂の塔」が見えてきました。
「八坂の塔」があるのは、法観寺(ほうかんじ)で、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院です。
清水寺の近隣にあり、街中にそびえ立つ五重塔は、通称「八坂の塔」と呼ばれ、周辺のランドマークとなっています。
ひっそりと、売り家がありました。古い建物です。今すぐにでも、観光客を相手に、商売ができそうな、古い一戸建てのお家です。
もし、買ったら、何をしようかなと、つい考え、奥さんに何屋をしようかなと、相談すると、「そんな、心配の種をしょいこまなくてもいいですよ」と言われました。
それはその通りで、京都のお店が気になって、神戸から京都にしょっちゅう通うようになると、孫のU君と遊ぶ時間も減ってきます。
振り返ると、少し日は傾いて、八坂の塔にあたるまぶしい光が、一方では、八坂の塔を輝かせ、他方では、陰をつくり、陰影をはっきりさせていました。少し汗ばむくらいの、気温です。
2010年6月10日(木)