【かにツアー その2|海鮮せんべい但馬】全国各地にある、饅頭、煎餅、鮮魚、新鮮野菜などの大規模お土産店の盛衰は、観光バスがどれだけお客さんを連れてくるかに掛かっています。

カニツアー(2)「海鮮せんべい但馬」の編

西紀のサービスエリアの次は、「海鮮せんべい但馬」があるところまで走ります。ここでは、お煎餅を工場で作っているところを、ガラス越しに見ることができます。

海鮮せんべい但馬

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工場と並んだ販売所には、コーヒーサービスがあるので、バスから降りたツアー客の皆さんは、ゆっくりしています。

海鮮せんべい但馬

くるっとまわって見ると、せんべいがいろいろあるので、バラエティの多さに驚きました。

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赤しゃえび、イカフライとか、胡麻せんべい、ゴボウせんべい、たこ焼きせんべい、

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辛子せんべい、チーズえび煎餅、ミックスとか、こんなにたくさんあるのかというほどありました。

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1袋だいたい500円です。これだと原価は随分安そうです。

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高速道路のインターの近くと言っても、和田山の田んぼの多い所に、どうしてこんなに観光客が来るのか、それを確かめるには、着いたバスの運転手さんと添乗員さんの行動を見ることにします。

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観光バスに頼んで、とにかくお客様を運んでもらえれば、何かしかののせんべいを買ってもらえば、売れさえすれば、利幅が高いのではないかと思います。

海鮮せんべい但馬

海鮮せんべい但馬 バスの運転手さんは、どこに停めて、どこを案内するかの決定権はありません。そうなると、すでに、企画の段階で、「海鮮せんべい但馬」に停車することは、織り込まれていることになります。

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織り込んでもらうには、マーケティング活動として見ると、売り手側からの何らかのアクションがあったはずです。

海鮮せんべい但馬

海鮮せんべい但馬 海鮮せんべい但馬

意図されたバスツアーに、どんな意図があるのか、ツアーコンダクターの後ろについて歩く人たちには、なかなか理解しがたい問題です。

海鮮せんべい但馬

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どのぐらいの人たちが、せんべいを買うのか、注意深く見ていると、まず、見本をかじってみて、納得すれば、500円ぐらいなら、ワンコインなら、3割~4割の人が買っています。

海鮮せんべい但馬

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「海鮮せんべい但馬」の隣には、近隣の農家から集めた、旬菜市場がありました。近寄ってみると、陳列の商品には、少し内容が物足りないようです。

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今回はバスツアーなので、自分の車で来ていないので、大根や葱などの野菜を買いたくても、持ち運びが出来ないので買いません。見るだけです。

海鮮せんべい但馬

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「海鮮せんべい但馬」の周りは、整備事業が進んでいるようで、クレーン車や、ダンプカー、作業車が行き交いして、土手のような大きな山盛りをしています。

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松葉博雄が幼かった、小学生の頃は、煎餅屋さんの工場を見たことがありますが、工場と言っても、民家の一室です。

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メリケン粉を溶いた粉に、卵、砂糖、炭酸などを入れ、布製の絞り袋に液を入れ、炭火で、1枚1枚を鉄の型に流し入れ、鉄の型をグルグルまわしながら、1枚1枚を小さな型から取り出すのを覚えています。とても熱い作業です。

海鮮せんべい但馬

職人さんは、汗をかきながら、寒い時でもシャツ1枚で、黙々と煎餅を焼いていたことを思い出します。

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焼き上がった煎餅を、鉄の型から取り出すと、耳という、端切れが出来、その切れ端だけを売っていました。この煎餅の屑のような切れ端も、味は一緒なので、子どもの頃におやつに買って、食べたことを思い出します。

2010年2月25日(木)