三ノ宮駅ビル計画 解体工事進行中。クレーン車のアームが商業施設の壁に突っ込む 神戸市・JR三ノ宮駅前の工事現場
投稿No:8303
クレーン車のアームが商業施設の壁に突っ込む 神戸市・JR三ノ宮駅前の工事現場
神戸・三宮の商業施設の壁に
クレーン車のアームが突っ込む事故があり、
警察などがケガ人がいないか確認しています。
事故があったのは、
神戸市中央区のJR三ノ宮駅すぐの工事現場で、
10日午後4時前、
「工事現場でクレーンがビルに突っ込んだ」と
110番通報がありました。
映像では、クレーン車のアームの先端が、
隣の商業施設「三宮オーパ2」の壁に突っ込んでいます。
クレーンの操作中に、
誤ってアーム部分が壁に当たったということです。
現在、周辺では交通規制が敷かれていて、
警察がケガ人などがいないか
確認をしているとみられます。
三ノ宮駅ビル計画仕切り直し 長谷川・JR西社長「業種、業態ゼロから検証」
社内で検討を進めてきた計画を
いったん白紙にし、
内容を見直すことを明らかにした。
新型コロナウイルス感染拡大による
経営状況の急速な悪化を受け、仕切り直す。
駅ビルの需要に変化が生じているとし、
改めて市場調査をした上で計画を決める。
JR三宮駅が建て替わると さんプラザビルも建て替えられるかな
JR三宮ターミナルビル 解体工事
三宮の表玄関が大きく変わろうとしています。
JR三宮駅の構内にある
三宮ターミナルビルの
取り壊し工事が始まっています。
巨大なタワークレーンを使って、
ターミナルビルを解体しようとしています。
日中は工事は止まっています。
どんな具合になっているのか、
ターミナルビルに続く陸橋を通って、
ビルに近づいてみました。
解体工期 2020年5月31日まで
「三宮ターミナルビル」は、
超高層複合ビルに建て替えるために
2018年3月末に閉館しました。
現在は解体工事が進行中です。
「労災保険関係成立票」によると
解体工事の工期は、
2018年9月25日~2020年5月31日(予定)です。
歩道橋を通って、
三宮ターミナルビルに近づいてみると、
ビルの大きさを実感します。
こんな大きなビルを事故がないように
解体するのですから、
細心の注意が求められます。
三宮ターミナルビル撤去他工事は、
発注者は西日本旅客鉄道株式会社
新大阪建築工事所です。
施工者は、大鉄工業株式会社
建築支店 三宮TB作業所です。
ターミナルビル 二階デッキ部分 通行止
解体工事の為、
ターミナルビルの二階部分の
デッキ部分が通行止めになっていました。
以前はここを通って、
JR三宮駅からポートライナー三宮駅に通じる道でした。
JR三宮駅の構内は、徐々に解体され、
新しいターミナルビルが建てられることになります。
JR三宮構内に温泉源
では、JR三宮駅はどのように変わるのでしょうか。
JR西日本が2018年4月に発表した
5カ年の中期経営計画では、
三宮、大阪、広島駅の再開発を
「3大プロジェクト」と位置づけ、
三宮の新駅ビルの開業時期を
「23年度以降」としました。
概要は未定ですが、
ホテルや商業施設が入る計画のようです。
三宮駅の敷地内では温泉も掘り当てています。
確定ではありませんが、
新しい三宮駅のデザインは、
超高層ビルが建てられる予定になっています。
我が社がある
センタープラザビルから東側を見ると、
三宮ターミナルビルの解体工事は、
タワークレーンだけが見えます。
JR三宮駅の南側は、
そごう百貨店があり、
そごうも建て替えを計画しています。
ここは神戸の繁華街で、
神戸でも最も交通量の多い地域です。
ここで落下物を出さず、
ほこりも最小限にして、
解体工事をするのですから、工
事ができるのは、深夜になのがうなずけます。
三宮ターミナルビルの解体工事の為、
ビルの外側はシートで包まれて、
解体作業の足場が組まれていて、
ビルの内部の状況は見えません。
解体工事は3月から始まっていますが、
6月になっても、
外から見るとあまり変化が見えません。
しかし、シートで覆われたビルの中は、
どんどん解体が進んでいるようです。
三宮駅が変われば、さんプラザビルも建て替え
三宮の未来計画は、
駅ターミナルだけではありません。
そごうも建て替え工事を計画しているようです。
さんプラザビルも老朽化しているので、
建て替えを検討しています。
それぞれの商業ビルが建て替えられると、
三宮は大きく変貌します。
三宮にタワーマンション規制
2019年6月25日付、
日本経済新聞の記事によれば、
神戸市は三宮にタワーマンションを
禁止する条例案を作っています。
狙いは、三宮の中心地区を住宅地にするのではなく、
商業地域にしようとしています。
今のままだと、
タワーマンションが乱立し、
三宮地区は大阪に通う人たちの
ベットタウンになりかねないという心配もあります。
神戸市の人口は、
2010年の154万人をピークにして、
ゆっくりと減少しています。
全国第六位の人口は、
川崎市に抜かれて、
第六位になってしまいました。
三宮は商業地区に戻し、
住宅地は郊外に移そうというのが
久元喜造神戸市長の考えのようです。
しかし、心配もあります。
三宮地区にオフィスビルと店舗を増やした場合、
空室率がどうなるかという心配です。
オフィスや店舗が埋まるか
どうかは景気に左右されるからです。
タワーマンションにも、
問題が指摘されています。
タワーマンションに住むと、
心身の健康に支障をきたすとか、
タワーマンションの上層階の子は
成績が低迷するとか、
住宅関係の業界人は
タワーマンションに住んでいないという指摘もあります。
神戸は1995年1月の
阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けました。
その復興のために、神戸市の財政は悪化して、
大阪や京都市のような都市開発が遅れていました。
ここにきて、やっとJR三宮駅や
阪急三宮駅からの再建が始まっています。
2019年6月26日(水)