社会人大学院の広がりは、少子化で学生を社会人に広げているようです。社会人となって、知識、経験を積んで、もう一度学ぶと、現役学生時代より、深く理解ができます
2009年1月24日(土)日本経済新聞夕刊の「@関西」に、「一線で働きながら修士号」という記事が掲載されていました。
関西の社会人大学院は、2000年以降、梅田や中之島など、会社勤めの人らが通いやすいエリアに増えてきました。
受講生は、幅広い業種から集まってきており、社会人大学院の研究内容は多彩になっています。
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関西学院大学のビジネススクールでは、毎週の授業で違った事例を取り上げられ、受講生側も、ビジネスの第一線の現場で働くプライドをかけて、本気の議論を戦わしています。
メーカーや流通、食品関係など幅広い業種の若手から経営者まで145人が学んでいます。
ひときわ個性が光る宝塚造形芸術大学の「デザイン経営研究科」では、ブランド戦略について学んだり、ブティックなどをオープンする場合に必要な会計やマーケティングの技術を身につけたりすることができます。
大阪工業大学の「知的財産専門職大学院」では、特許や著作権など、知的財産権について学ぶことができます。
化学や電気など理系の科目も取り揃え、「化学式が苦手だ」という文系の人のフォローアップが可能で、特許事務を取り扱う弁理士の資格試験の一部が免除される特権もあります。
中国に焦点を当てた大学院もあり、桃山学院大学が中之島に設立した「日中連携ビジネスコース」は、中国で経験を積んだ大手メーカー社員や弁護士らが教壇に立っています。
立命館大学は、上海の名門、同済大と提携し、大阪・淀屋橋に開いた経営大学院には、中国語学校も同居しており、将来は、同済大の修士号も取得できる「ダブルディグリー」制度を導入する計画です。
「2年間も通う自信がない」という人には、科目等履修生など、お試しコースを設けている大学もあるそうです。
日経新聞に書かれていなかった、大学院に行くメリットに、講義の後の懇親会があります。
懇親会で、お酒を飲みながら、先生方や友人との交流が広がり、新しい利害関係のない世界が広がっていきます。