鹿児島指宿温泉の 白水館に泊まりました。開聞岳山麓ふれあい公園のトカラ馬
投稿No:7852
鹿児島 指宿温泉白水館(1)
指宿(いぶすき)温泉といえば、砂風呂です。白水館の砂風呂は、海岸ではなく地下にありました。 社長ブログ鹿児島/指宿温泉/白水館/砂むし温泉
天然温泉 室内プール付き 道の駅「喜入」
桜島が見える仙巌園(せんがんえん)を後にして、
指宿(いぶすき)温泉に向かいます。
そのつもりでしたが、カーナビには、
鹿児島市の繁華街にある
有名なラーメン屋とろラーメンに
行き先がセットされたままで、
それを知らずに私はカーナビの案内する方向に進んでいます。
その時、震度5の地震が鹿児島県に起きたようです。
すぐに、息子から携帯電話に安否確認の連絡が来ました。
現場にいるのに、
地震のことはまるで感じていませんでした。
その後、他の方からも、
地震見舞いの電話がありましたが、
何と答えてよいのやら、
全く振動を感じていません。
カーナビをセットし直して、
今度は指宿(いぶすき)温泉の白水館を目的地にしました。
途中、国道を走っていると、
旅の駅「魔猿城」が見えました。
寄ってみたいと思いながら、
早く指宿温泉に着いた方が、
明るいうちに砂蒸し温泉に入れると判断し、パスしました。
地元の美味しいものがあれば、
買いたい気持ちがいっぱいです。
そこで、道の駅が頼りになります。
大きな看板があって、
目についたのは道の駅「喜入」です。
喜入町の道の駅には、温泉が付いています。
天然温泉なのに、入浴料は大人390円です。
鹿児島に住んでいる
70歳以上なら100円と、とても安いです。
道の駅「喜入」では4000円以上買うとおまけをいただきました。
喜入で特産物をいろいろ買っていると
4000円以上になったので、
おまけをくれました。
かったものは、当然鹿児島の地元にしかない食べ物です。
お店の皆さんはとても親切です。
温水プールがあるので、
泳いで帰りたいところですが、
これから指宿に向かうので、
急いでいて水泳は見送りです。
指宿市に入ると、すぐに道の駅がありました。
ここも寄ってみます。
指宿の道の駅では、
道の駅喜入とかぶさるので、
買い物はしませんでした。
先ほど寄った道の駅とほぼ同じ物が売っていて、
主に枕崎で作る、鰹の製品がたくさんあります。
この辺りは安納芋が有名で、
それの加工品もたくさんあります。
冷蔵品や冷凍品は
クール宅急便になるので買えません。
指宿白水館に到着
指宿白水館に到着出来たのは6時前です。
まだ日が明るい内に到着出来て良かったです。
玄関に車を寄せて荷物を降ろしているときに、
レンタカーの誤作動をしてし
まい、突然車が発進したことには驚きました。
普段と違う車なので、パーキングをする前に、
宿の人がドアを開けて荷物を
取り出し、OKが出たと思い、
慌ててアクセルを踏んだのかもしれません。
もし誰か前にいたら、大事故になったり、
人身事故になっていたかもしれません。
ひやっとした恐ろしい思い出になりました。
しかし、何もなくて良かったです。
白水館の庭園は5万坪の広さ 薩摩伝承館もあります
チェックインを済ませて、
案内をされた部屋は、4階でした。
ベッドルームと居間、お座敷が
一緒になってとても広い部屋でした。
窓からは指宿の海と、5万坪あると言われる、
白水館の庭が見れます。
ホテルには、付随する建物がたくさんあって、
庭園も広く、もっと早くここ
に着けばよかったという後悔が残ります。
指宿温泉名物 砂風呂
砂風呂は有料です。
浴衣を借りて砂風呂に入るので、
1080円の別料金が要ります。
指宿の天然砂むし温泉は
世界的にも珍しいお風呂だそうです。
温かい砂の上に寝転ぶと
、次第に身体が芯から温まります。
砂の重さと温泉の効果で、
体中の老廃物の排出や炎症性・発痛性物質が大量
の汗とともに流れ出てきます。
神経痛・リウマチ・腰痛・関節痛・
冷え性など様々な効果が期待出来ます。
15分ほど入ると、全身に
汗が滲むほどのあたたかさを感じました。
地下室にあるお風呂なので、
海が見えるような景色ではありません。
じめっとした部屋です。
砂風呂は体の上に砂をかけるので、重みを感じます。
10~15分して下さいと言われました。
15分入ると、全身に汗が滲むほどのあたたかさを感じました。
白水館の夕ご飯
7時から夕食です。
夕食は別の部屋で頂く事になります。
部屋へ行くまでの長い廊下には屏風絵が続いていました。
食事をいただく部屋は、
沢山の人が収容できる大広間で、
個別の席となるよ
うに仕切りをした場所で食べました。
もちろん、お値段によってお料理が違うと思います。
私の場合は、メインディッシュは
黒毛和牛のしゃぶしゃぶでした。
小さなマグロの中トロが二切れ有りました。
奥さんは、しゃぶしゃぶ肉を4枚のうち、
一枚しか食べられなくて、
三枚はもったいないと言いながら残していました。
気になるのは、
この残したお肉は、どうなるのかです。
捨てるのでしょうか?
誰かが食べるのでしょうか?
もし、もう一度お客様に使いまわしをすれば、
昔あった吉兆事件になります。
夕食後は館内を散歩
お腹いっぱいになるまで食べて、
一旦部屋に戻ります。
食事のあと、庭園を散歩しました。
旅館の中はクーラーがきいて寒いくらいですが、
外に出ると暖かい風が吹いています。
クーラーは苦手なので外の方が居心地が良かったです。
薩摩伝承館(さつまでんしょうかん)に
行ってみましたが、締め切り時間が
過ぎていたので見る事が出来ませんでした。
もっと早く来ていれば見る事が出来ました。
宿に泊まっている人は1500円が
1000円の割引で見学できます。
庭を散歩してみると、さっきの台風で
この辺りは台風が直撃したので、松の
枝が沢山折れていました。
木も少し変色しているような感じです。
ライトアップされているので、
夜でも松が綺麗に見えました。
部屋に戻って一服して、
ニュースを見て、もう一度お風呂に入って寝ることにしました。
こちらの方は、庭が見えて温泉らしい温泉でした。
ここの温泉はちょっとしょっぱい塩分が、
舐めると伝わって来ます。
指宿温泉白水館といえば、5万坪の敷地と、薩摩伝承館です。
同じ温泉宿でスタートしても、大きく成長する宿もあれば、昔のままの宿もあるようです。その違いは、経営者の腕の違いでしょうか?
鹿児島 指宿温泉白水館(2)
白水館の前は海が広がっていました。
指宿白水館(いぶすきはくすいかん)の朝は
7時過ぎに目が覚めました。
窓を開けるとすぐ前には海が見えます。
台風で痛めつけられた
松林の枝が折れている光景は無残です。
高校時代の修学旅行に指宿を訪れたことがありますが、
その当時の記憶は、まったく思い出せません。
もちろん、修学旅行なので、
こんな高級な白水館に泊まっているわけもな
く、思い出を探そうと思っても、
あるとすれば指宿の海くらいのものです。
朝ご飯も、昨夜と同じ場所に行って、
大広間を間仕切りしたような、
掘りごたつのある場所で朝食を頂きます。
わずかな滞在ですが、指宿の印象は、
いわゆる温泉宿で、街はかなり俗化された温泉です。
廊下には、白水館のスタートのころの写真が展示されていました
ここも、スタートは、普通の温泉宿です。
それが、ほかの温泉宿と違って、
5万坪の庭園を持つご当地一流の温泉宿になったのは、
他と何が違うのでしょうか?
白水館の成長要因とは
この点、重要な証言が得られました。
それは、朝ご飯を頂いて
お庭を散歩していた時のことです。
通りがかった年配の従業員の方と、
会話をする機会がありました。
どうして白水館はこんなに成長できたのでしょうか?
と質問をしてみました。
これに対して、長年勤めていた
従業員の方の証言では、
先代の社長が偉かったそうです。
従業員への厳しい教育と躾をしながら、
反面、優しさがあったそうです。
2年前に亡くなられたそうで躾。
さらに先代の社長の奥様も偉かったそうです。
薩摩の文化を伝える 薩摩伝承館
昨夜暗くて見えなかった、
白水館の目玉である、
薩摩伝承館に行ってみます。
鹿児島伝承館は、宇治平等院鳳凰堂の作りです。
今回は時間がないので外から見るだけです。
白水館の館内はどこも冷房が効きすぎていて、
とても寒く感じます。
外に出ると自然の温度で体がリラックスします。
5万坪の立派な庭園のある白水館も、
砂蒸し風呂に入ったことと、
夕食と朝食を頂いたことと、
夜になったら寝たことで、ほとんど終わりです。
なんだかもったいないなぁと思いながらも、
もうチェックアウトの時間です。
今日は開聞岳(かいもんだけ)、
長崎鼻(ながさきばな)、
池田湖を見て回ります。
9時には白水館を出て、
次は霧島に向かって出発です。
開聞山麓自然公園には、トカラ馬が放牧されています。
開聞山麓自然公園は、指宿ロイヤルホテルの所有する私有地です。 指宿温泉 開聞岳(かいもんだけ)、長崎鼻(ながさきばな)、池田湖(3)
ブログはこちら
薩摩富士 開聞岳
高校生のときに修学旅行で南九州をまわって、
開聞岳(かいもんだけ)があるということを知りました。
あの頃は、寝るのが遅く起きるのが早いバス旅行のため、
バスに揺られるといつのまにか寝てしまい、
何を見たのか、途中どんな道を走ったのか、
さっぱり覚えていません。
ところどころで、集合写真の記念写真を撮ったので、
その時の周りの風景はかすかに記憶が残っています。
その記憶の中の一つに、これから行く開聞岳があります。
ドライブ開始で、最初に着いたのは長崎鼻です。
長崎鼻は、有料の遊園地です。
駐車場に車を停めて入口に行ってみると
入園料はなんと1200円でした。
奥さんに、どうする?と目で合図をすると、
奥さんも同じことを感じたのか、
もういいんじゃない?という、
目で合図が返ってきました。
長年連れ添っていると、
ちゃんとアイコンタクトができるのです。
長崎鼻の売りは、ここからは開聞岳が見える事と、
園内で大きなインコを飼っている事だそうです。
亜熱帯植物がこの辺りは茂っています。
長崎鼻を見て、
道路標識に従って開聞岳の方向に行くと、
開聞山麓自然公園にたどり着きました。
入場料はなんと、わずか300円です。
これならと、迷わず入ってみることにしました。
300円の中には、駐車料金も含まれています。
絶滅危惧種 保護動物 トカラ馬
入口から公園に入ると、
右手にトカラ馬の放牧地がいました。
車を停めて、トカラ馬のそばにいき、
柵越しに見ると、群れの中には仔馬がいました。
トカラ馬とは、トカラ列島に生息していた馬ですが、
今では絶滅危惧種です。
開聞山麓自然公園は、
園内を車で回ることができます。
先日の台風で、
園内には台風で倒れた樹木が道をふさいでいるので、
普段三合目まで行けるところが、
今日は二合目までしか行けません。
素晴らしい景色なので、車を停めて、
先ほど訪れた長崎鼻の方向を見てみました。
肝心の開聞岳が見えません。
開聞岳はどこにあるのでしょうか?
園内の関係者の方が、
「三合目まで行かれますか?
三合目まで私が案内しますよ」と、
親切に声をかけてくれました。
その方の車の後について、
倒れた樹木に当たらないように注意して、
登山道を車で登っていきます。
最近の台風のために、
相当ひどい被害を受けています。
時間がないので次は開聞岳の方に行きます。
開聞岳自然公園は指宿いわさきホテルの私有地でした
お話を聞くと、この開聞岳自然公園は、
指宿市のものかと思っていたら、私有の公園でした。
公園を所有しているのは、指宿いわさきホテルです。
鹿児島県の実業家で岩崎産業グループの創業者、
岩崎與八郎さんの銅像が建っています。
トカラ馬は、悲しい歴史を持っています。
もともとトカラ島だけに生息していた馬でしたが、
軍事用に軍馬として使われるようになり、
内地の馬と品種改良が行われ、
純粋なトカラ馬は、トカラ島から絶滅してしまいました。
ほかの島にわずかに残っていたトカラ島を、
岩崎與八郎氏は、この開聞岳の麓に放し、
繁殖に鹿児島大学と取り組み、
現在では50頭を超えるほどまでに増えています。
トカラ馬は、公園の中では自由に放牧されているので、
動物園の檻に閉じ込められた馬と比較すれば、
とても恵まれた環境にいます。
開聞岳が見えない理由がわかりました。
私は開聞岳の山すそにいるのです。
私の立っているその場所は、開聞岳そのものでした。
振り返ると、開聞岳が見えてきました。
開聞岳は富士山のような形をした美しい山です。
その山すそに、広大な自然公園を、
指宿ロイヤルホテルが所有しているのです。
しばし、開聞岳とトカラ馬、
そして目の前の海の織り成す美しい景色に見とれていました。
池田湖にはイッシー君と、大うなぎが生息しているそうです。
池田湖パラダイスには、大ウナギが水槽に展示されています。鹿児島/指宿市/池田湖/イッシー/大うなぎ (4)
大ウナギが棲む池田湖
開聞岳の開聞山麓自然公園でトカラ馬を見た後、
霧島温泉に向かいます。
途中、通り道にある池田湖に立ち寄ります。
池田湖は、火山活動でできた、カルデラ湖です。
周囲は約15km、水深は一番深いところで223mです。
嘘か真か、池田湖には謎の生物イッシーの伝説があるそうです。
ちょうどお昼頃になったので、
池田湖の湖畔で美味しいお料理が食べられたら、
と期待して池田湖の周りを車で回ってみても、
それらしいレストランは見つかりません。
土産物屋さんが、大きなイッシーの像を建てて、
目立つような存在だったので、ここに寄ってみます。
池田湖には、鰻がいるそうです。
しかも、かなり大きなウナギです。
その名も大うなぎと呼ばれています。
その大きさといえば、寿命は30~50年で、
長さは最大2m、重さはなんと20kgもあるそうです。
展示場があり、水槽をのぞいてみると、
暗い水槽の隅のほうに、これが鰻かと思うほど、
太くて長い棒のようなウナギがじっとしています。
この大ウナギの展示場には、
今の天皇皇后両陛下が、
皇太子殿下と妃殿下の時代に訪れられた時の写真が飾られていました。
これがウナギの頭部です。
ウナギが名物なら、
かば焼きもあるのかと期待していましたが
、ウナギは見せるだけで、
ウナギを料理するお店はありません。
浜名湖から鰻を買ってきて、
池田湖で生かしておいて、
鰻の蒲焼きをここで売れば、匂いにつられて、
観光客が鰻を食べに来るのに、
なんとまぁビジネスチャンスを生かしていないのかなぁ?と思います。
池田湖の周りには、
景色を見ながらお茶を飲む場所が見当たりません。
昔、ピーター・ポール&マリーのヒット曲にPuff(パフ)という曲があります。
Puff, the magic dragon, lived by the sea
And frolicked in the autumn mist in a land called Honalee.
Little Jackie Paper loved that rascal Puff
And brought him strings and sealing wax and other fancy stuff, oh
パフは魔法の怪獣(竜)、海の辺に住みながら
秋の霧立つハナリー島でじゃれていた
可愛いいジャッキー・ペーパーは、ごついパフが大好き
紐や蝋など、面白いものをパフに持ってきた
池田湖のイッシー君にも、
歌があればもっともっと全国的に有名になるのになぁと思い、
少し考えてみましたが、私の才能では、
イッシー君の歌はできません。
池田湖は、池があっても浜辺はありません。
すり鉢状の形をした急斜面が続く池なので、
危なくて泳ぐことも危険な湖です。
ウナギを養殖する囲いかなぁ
と思って近づいてみても、
ウナギの養殖場ではありません。
あまり見るところもないので、
池田湖から目的地の霧島に向かいます。
鹿児島名物 豚骨ラーメン
昼食は高速道路の
霧島サービスエリアでいただくことになりました。
九州は豚骨ラーメンが名物なので、
私と奥さんは二人とも豚骨ラーメンです。
ドライブインで頂いた昼食は、
鹿児島黒豚ラーメンです。
期待した味ですが、
今は神戸でも豚骨ラーメンは食べられるので、
ここにしかないという味ではなくなり、
期待に対して結果は大したことはありませんでした。