オランダ アイントホーフェン(Eindhoven)からの来客、ブローケル(Broekers)さん夫妻
オランダのアイントホーフェン(Eindhoven)から、ブローケル(Broekers)さん夫妻が松葉博雄宅を探してやってきました
オランダのアイントホーフェン(Eindhoven)から
夕食の頃です。玄関が賑やかになってきました。
りんりんは、素早く反応しています。
大好きなお姉ちゃんが、帰ってきたことが、分かったようです。
ところが、なかなか玄関のドアが開きません。
どうしたのでしょうか?騒ぎは、続いているので、
夕食を止めて、外に様子を見に出てみました。
すると、外国のご夫婦が、ご近所の人たちと、
何やら説明をしているようです。
何の話か、聞いてみました。それは、大変な奇縁です。
お二人は、オランダから来られました。
お名前は、ブローケルさんです。
ランダから、松葉博雄のお家を目指して、来られています。
どうしてでしょう?
実は、ブローケルさん夫妻は、25年前、
今の松葉博雄が住んでいるお家に住んでいたそうです。
当時のお家は、日本家屋で、お庭が日本庭園の形で作られて、
お家の中には、障子、襖、畳があったそうです。
その後、阪神淡路大震災もあり、
ブローケルさんの日本家屋は、今はありません。
25年ぶりに訪ねてみると、同じ神戸の元ブローケルさん宅は、
見当たらず、住み慣れた昔の神戸市灘区の状況は、
すっかり変わっています。
そこで、夕方で見難い時間に、浦島太郎のように、
「確かこの辺りに、自分の住んでいたお家があるはず」と
、ご近所の人たちに、尋ねていたのが、騒ぎに聞こえたのです。
状況が分かったので、松葉博雄は、ブローケルさん夫妻に、
家に入ってもらいました。そして、2階に上がってもらい、
周りの風景をみてもらいました。
25年前は、2階から大阪湾の海が見えたそうです。
今はすっかり見えません。
高層住宅や、ビルが視界をさえぎり、
街は、コンクリートジャングルになってしまっています。
ブローケルさんのお仕事とか、日本の神戸での生活、
どうしてこの住居地を選んだのかなど、興味がある話が続きます。
ご近所の人も、着いて来て、賑やかな時間が過ぎ、
ブローケルさん夫妻は、満足して、帰られました。
5年もこの場所に住んでいたのですから、
きっと、懐かしかったはずです。
畳や障子、襖がなくて、残念でした。
2007年10月14日(日)