旧暦6月1日に現れる「スクガラス」を求めて、冨着ビーチ沖に出航したものの、「スクガラス」は見当たりませんでした。 第88回沖縄訪問(7)
旧暦6月1日に現れる「スクガラス」を求めて、冨着ビーチ沖に出航したものの、「スクガラス」は見当たりませんでした。カクレクマノミとイソギンチャクを見つけました。
【大型台風4号が沖縄諸島を襲い、各地で大変な被害をもたらしました。やはり、沖縄の台風はデッカイです。 その7】
9時半頃に目が覚めました。外は天気です。
台風の被害がどれぐらいあるのるか、ホテルのベランダから見ています。
神戸から送ってきたシャケを、金城正則さんのお家に持って行きます。 金城正則さんのお家で、昨日の鍋のお出汁をベースにしたちゃんこと、お漬物を朝ご飯に頂きました。お漬物がうまく出来ているということが、分かりました。
今回、松葉博雄の発案で、スイカの皮を漬けるということに挑戦してみましたが、瓜と同じぐらいの美味しさが出て、皆さん驚いています。
金城正則さんのお家を出た後、「お昼までどうしようかな」ということになって、朝日会に行ってみました。
朝日会では、冨着信常さんが、連絡を待っているということで、じっと皆さんを待っています。
何の連絡かというと、今朝の新聞でも取り上げられていた、「スク」を獲りに行く連絡です。
この時期、「スク」というアイゴの稚魚が発生して、その群れが近づくと獲れるのですが、それが風向きによって変わるそうです。群れが近づくようだったら、すぐに船を出そうということのようです。
松葉博雄は、すぐにホテルに戻って、「スク」漁の出港に備えてシュノーケリングの準備をしました。シュノーケリングが出来るように、水中メガネ、水着を準備しました。
もう夏なので、ウエットスーツはいりません。アンダーウェアだけでいいです。
港で集まって、しばらく待っていると、冨着信常さんが船を出してくれることになりました。
冨着信常さんの船には、冨着勝弘さん、山城興善さんが乗ります。
その後、バスロのお店のスタッフの、高井くんと、もう一人の男性の2人が参加です。
スクを求めて、冨着ビーチの沖の珊瑚礁の周りをぐるぐる周っていますが、なかなか見つかりません。
冨着の浜の方まで追いかけてみましたけど、見つからないので、しばし、船の碇を下ろして、船の周りでシュノーケリングをして遊ぶことになりました。
台風の後なので、海底の砂が舞い上がり、透明度が良くありません。
遠くまで見える水質なのに、今日は、少し先までしか見えません。
「ニモ」でお馴染みのカクレクマノミを見つけました。
クマノミは、イソギンチャクと共生しているので、イソギンチャクがあれば、クマノミはいます。
イソギンチャクが波に揺れる様子は、柔らかい刷毛の長い絨毯が、風に揺れるようにそよいでいます。
クマノミは、イソギンチャクの毒に守られて、外敵から身を守っています。
その代わり、お礼にイソギンチャクにはエサを運んできます。
肝心のスクは見当たりません。
次に、前兼久の沖合いに移って、こちらでも海遊びです。
空を見上げると、船の上には、雲が少し広がり、青空が覗いています。
何も獲れなかったので、冨着信常さんが、「お土産にシャコ貝をあげる」と言うので、養殖カゴを置いている、前兼久の真栄田岬寄りの方に行ってみます。
2007年7月15日(日)