ミネラルたっぷりの「海のミルク」牡蠣と、「かきおこ」を食べに岡山県日生(ひなせ)へ小旅行(1)【従業員投稿】
お休みを利用して、岡山県の日生(ひなせ)に行ってきました。
いつもは車で行くのですが、今回は友人と2人なので、JRを使って行くことにしました。
友人は大阪方面から、私は明石からJRの新快速に乗って播州赤穂まで行き、播州赤穂からは赤穂線の備中高梁行きに乗り換えて、日生に到着しました。明石からは、1時間20分ほどです。
日生に到着すると、今日、お世話になる料理旅館の送迎バスが待っていてくれたので、そのバスに乗って、旅館まで行きます。
そこで、いったんチェックインをしてから、漁港を散策することにしました。海沿いを歩いていると、菜の花が咲いています。その近くには、漁港らしく、ホタテの貝殻を何枚も繋げて、積み上げていました。
しばらく歩くと、「五味の市」という魚介類を扱う市場と、「海の駅しおじ」という販売店があります。
「五味の市」は、今では観光客用の綺麗な市場ですが、昔は、倉庫のようなところで、海から揚がった魚を、地元の漁師の奥さんが捌いて売っていました。
「五味の市」と倉庫の間で、サギが歩いていました。近づいても逃げようとしません。何か、美味しいお魚を狙っているのでしょうか?
「五味の市」に、以前のような、漁港独特の活気がなくなってしまったのは残念ですが、販売の単位が少なくなって、買いやすくなったのは、ありがたいことです。
「五味の市」の奥の方に、アイスクリームに牡蠣フライが刺さっている「牡蠣フライアイス」を売っていました。お土産に、牡蠣アイスの「ひなせ☆カッキーくん」の携帯ストラップも売っていました。
「五味の市」では、牡蠣のシーズンにも関わらず、出店数が少なかったので、すぐ目の前にある、「海の駅しおじ」に行きました。
ここでは、地元の特産品を売っています。
ここで、ちくわ(鯛、穴子、蛸)などの練り製品や、小魚の加工品、ちりめじゃこ、干し海老などを買いました。
もちろん、牡蠣も買いますが、牡蠣は鮮度が大切なので、700グラムの袋入りの牡蠣を1つだけ買いました。
今日は車ではないので、買った荷物を持ち歩かないといけません。
暑い時期にはできませんが、冬なので、クーラーバッグを持って行き、その中に入れて持ち歩くことにしました。もちろん、市場で氷をもらいました。
買い物の後は、今日のメインの牡蠣(カキ)懐石です。海沿いを歩いて、料理旅館「美晴(みはる)」に向かいました。
今までは、近くの料理旅館の「鹿久居荘(かくいそう)」や、食堂の「磯(いそ)」によく行っていたのですが、今回は初めて「魚美味倶楽部・美晴(ととうまくらぶ・みはる)」を選びました。
途中、道端にヒトデが大量に干されていました。何に使うのでしょうか?
旅館に着くと、荷物を置いて、まずはお風呂に入ります。温泉でないのが残念ですが、外が寒くて体が冷え切っていたので、気持ち良かったです。
友人と語りながら、ゆっくり入りました。
お風呂の後は、楽しみにしている「牡蠣懐石」です。岡山県は、養殖牡蠣の全国水揚量が、広島県、宮城県に続いて、第3位です。
日生は、穏やかな潮の流れや豊富なプランクトンの瀬戸内海国立公園に囲まれていて、良質な牡蠣を養殖しています。今年は台風の影響もなく、美味しい牡蠣が揚がっているそうです。
そんな日生の海で育った牡蠣は、身がたっぷり詰まっていて重く、身がぷりぷりしています。
生でさっぱり頂くには、三重県の的矢牡蠣が美味しいですが、日生の濃厚でクリーミーな牡蠣も美味しいです。
「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は、ほとんどすべての栄養素をバランスよく含んでいます。必須アミノ酸をすべて含有し、糖質のグリコーゲンが豊富で、ミネラルやビタミンも均等に含んでいます。今日は、その牡蠣をたくさん頂きました。
大広間に通され、一番奥の席に着きました。窓の外には日生の駅付近の景色が見えて、小豆島行きのフェリーが出港間近でした。
いよいよ、お待ちかねの牡蠣懐石の始まりです。
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2007年2月15日(木)