大阪府立大学大学院 経済学研究科修士論文の口頭試問 問題となることは 修士論文ガイドライン
修士論文の口頭試問 大阪府立大学大学院経済学研究科の修士論文の口頭試問がありました。問題となることは?
修士論文の口頭試問 口頭試問のルール
大阪府立大学大学院経済学研究科に提出した修士論文について、今日は口頭諮問があります。
大変緊張に包まれた口頭試問です。
口頭試問は主査と2名の副査の計3名で諮問が行われます。
口頭試問の時には、指導の先生からの助言は受けられません。
あくまでの、論文を書いた本人だけで諮問に答えなければなりません。
口頭試問では、本人が書いた論文であることは勿論、
内容が一定のレベルに達しているかを口頭によって確認されます。
修士論文の口頭試問 口頭試問を受ける前の緊張感
大阪府立大学大学院の論文の最終審査の口頭試問を受ける前には緊張感があります。
どのような質問があり、その質問に上手く答えられるかという緊張感です。
いつものように、サテライト教室に行きます。
サテライト教室の場所は、大阪難波の「なんばパークス」です。
気を落ち着かせるために、大道芸人が人を惹き付ける実演を見ました。
教室に行く途中では、大道芸人が、今から演技をするようで、
最初の人垣を作るための工夫をしています。
急ぎ足の人を引きとめ、人の輪を作れば、後は、
「なんだろうか?」と、人が人を呼ぶことになります。
そして、3重、4重の人の輪が出来ます。
口頭諮問も、審査員の興味を惹き付けられるよう、頑張ります。
花屋さんでは、花も少しずつ、春らしい花が店先を飾っています。
子どものように、大道芸を見たり、花を眺めて、道草をしながら、
教室に着くと、まず、気分を落ち着かせます。
すでに今日の口頭試問を受ける予定者が何人か来て、
順番を待っています。
皆さんから緊張感が伝わってきます。
普段に冗談を言い合い雰囲気とは違っています。
口頭試問の内容は、非公開なので、
写真でお伝えすることは出来ませんが、緊張する時間でした。
委縮しないで、普段のように答えられたら、良いのです。
口頭試問の予定時間
予定は、ひとり30分のところが、少しずつ時間が延びて、
30分ほど遅れてスタートしました。
30分で質問と答えを終了させるには、無理があるようです。
必然的に時間が延長し、後に成程町時間が長くなってきました。
口頭試問は主査と福主査2名の3名で試問です
口頭試問の部屋へ入りと、刑事の取り調べのドラマのように、
正面に口頭試問の主査の先生、そのわきに副主査の先生が、対峙して着席します。
質問は、ほとんど主査の先生からです。
口頭試問をする先生方は、事前に修士論文を熟読している訳ではありません。
限られた時間の中で、初歩的な質問もあり、高度な質問もあります。
重箱の隅をほじくる様な質問なら、論文全体を読んでいないことが分かります。
先生たちも、良い質問をしたいことが伝わってきます。
そして、私も30分では終りませんでした。
およそ50分ぐらい掛かったと思います。
修士論文の口頭試問 問題となることは
口頭試問の主な目的は、修士論文は本人が書いた論文なのかを、
間接的に確認してきます。
本人でなければ、答えられない質問です。
①問題意識がしっかりしているか、
②先行研究の論文資料が適切であるか、
③仮説はあるのか、
④何を明らかにしたいのか。
⑤検証のためのデータは適切であるのか、
一次データなのか、二次データなのか、
⑥仮説は検証されているのか、
⑦得られた研究成果はなにであったのか、
このような質問でした。
論文は私が書いた論文であり、
想定質問を、事前に予習していたので、困ることはありませんでした。
口頭試問の結果
仮説検証型の修士論文で、データは自分で収集した一次データであったので、
仮説の検証には自信をもって答えられました。
口頭試問にあたった3人の先生からは、
特に大きな手直しの要求はありませんでした。
予備審査では、顧客満足と従業員満足が両立する経営が構築できれば、
良い経営ができることを主張したときは、
主査の先生から、そんなことは「当たり前だ」と言われましたが
その当たり前を、構築できる要因は何かを示すために
今回は、一次データーを幾つも揃え、
結果を統計学で方法で示したエビデンスがあったので
前回のような、「当たり前だ」とは言われませんでした。
これで、合格です。
「なんばパークス」の窓から、元南海ホークスのホームグランドであった、
なんばパークスを見渡せば、少し、
春霞がかかったような、穏やかな日和でした。
2007年2月10日(土)