私は学生時代10年間吹奏楽部に所属していました。

中高時代は自分も周りも部活一筋で、目標や部の方向性もまとまっていたのですが、大学の吹奏楽部では、学業や遊び、留学やアルバイトなど、それぞれが部活以外の楽しみも見つけ、部としての目標やゴールが見つからず、部活に対しての考え方の重みが違う人の集まりで、毎日活動していました。楽器の演奏レベルにも個人差が大きく、まとまりがありませんでした。

結局見せかけは演奏会も出来たのですが、中高時代ほどの一体感や達成感は感じられませんでした。皆がすぐに妥協したり、お互いの価値観を認め合えなかったため、ベストなチームワークが作れなかったのだと思います。

一人一人が自分の今までの常識や、価値観を他人に求めすぎたりして、相手の気持ちやおかれている状況を考えずに行動していたように思います。

社会人として働いている今も、自分や相手の価値観、それぞれの当たり前には多少なりともずれがあり、その差を埋めることは大変だと感じることもありますが、個人個人に考えや尊重すべきものがあり、そういう部分を協力して、少しでもチームとしてよい成果をあげられるよう、良い職場環境が築けるよう頑張っていこうと思いました。