白菜と蕪の浅漬けです。天日干しをして、一度漬けし、翌日水を切って、調味料を加えて、二度漬けにしました。

白菜は、寒くなると一玉が大きくなってきました。縦に切って中を調べないと、虫が白菜を食べた跡が残っています。

奧さんと一緒に考える事があります。

何を考えるのかと言えば、今晩の夕食のメニュー作りです。

何が食べたいですかと尋ねられると、料理が頭の中にすらすらと浮かんでくるわけではありません。

実際に、市場やお店に行って、食材を見て、その食材で何を献立にするか、全て現物を見てから考えが浮かんできます。

そこで、今日は今晩の夕食を目指して、食材探しに淡路島のお店を車でぐるぐる回ります。

最初は、東浦のフローラルアイランドです。

ここのところ急な冷え込みが続き、冬物の野菜が沢山出品されています。

鍋の時期が来たので、鍋料理に必要な白菜の登場です。

白菜は、一玉が250円くらいにまで下がってきました。

白菜を手に取り、重さを比べて、どれにするか選びます。

同じような事をしている人達が目立ちます。

奧さんと一緒に食材の買い物に一緒に来ている、恐らく定年後と思われる旦那さん達が増えています。

白菜は鍋だけではありません。白菜の浅漬けを作りたくなってきます。

もう一つは蕪です。かぶらも、美味しそうになって来たので、これも浅漬けに使います。

奧さんは、聖護院カブラを使って、千枚漬けを作る予定です。

次は魚です。

魚は別のお店に行って探しました。

二人だけなので、大きな鯛を買っても食べきれず、ブリが脂がのってきて美味しそうなのですが、これも一匹単位なので、手に負えません。

岩手県産の真鱈が一匹598円です。

これは、鍋に入れると美味しそうですが、大きな真鱈を二人で食べるには多すぎました。

結局目を付けたのは、日本海で獲れたカニです。

淡路島のあわじ市では、日本海産の松葉ガニや、紅ズワイガニは、セコガニしか置いていませんでした。

セコガニは、まだ手足を動かしていて、鮮度の高さが分かります。

小さなセコガニでも、一匹が750円くらいするので、このくらいの値段が買いやすいようです。

そこで、今夜の酒の肴は、セコガニに決まりで、奧さんと私に、一人一匹ずつ二匹購入しました。

あちらこちらを回って、食材はかなり集まりました。

家に戻ると、早速白菜と蕪の浅漬けに取りかかります。

白菜を縦に切って水洗いしていると、白菜の奥の方から、虫が出てきました。

虫が居るのは、農薬を使っていないという証拠になりますが、虫にかじられた白菜の部分は黒く変色しています。

この黒く変色した白菜の部分は、包丁で丁寧に切り取っていきます。

こうなってくると、私の担当から、奧さんの担当に代わります。

細かい、虫の食べている箇所を取り除くような地道な作業は、私には向いていません。

カブの外側は、皮むき器で削り取り、包丁で切り口を付けて、塩を塗り込みます。

丁寧に洗った後は、白菜の蕪も一旦天日干しします。

水気を切って、味が良くなるように、二度漬けするつもりです。

塩分は、漬け物の野菜の3%にして、塩を塗り込んだら、プラスチックの桶に入れて、上から重しをかけておきます。

一晩寝かせて、水で洗ったら、一旦水を捨てて、白菜とカブは水洗いしないで、次に調味料を加えてもう一度漬け込みます。

調味料は、塩0.5%、昆布、柚子、みりん、鰹だしパックを使いました。

もう一晩おいて、朝漬け物桶を見ると、白菜と蕪から、水も染み出て、上手く漬かっていました。

一旦、タッパーに白菜と蕪を取り出して、冷蔵庫で保存します。

これで一週間分くらいの漬け物が出来ました。