焼き鯖寿司といえば、福井と京都を結ぶ鯖街道を思い出します。
いつも元気な奥さんが、ちょっと体調を崩しています。2006年11月の中頃のことです。
奥さんの体調が思わしくないので、これを心配して、知人の方から晩御飯の差し入れがありました。
いただいたものは、家庭料理です。主婦の喜ぶことはみなさん同じで、自分で食事の支度をしなくて良いことと、後片付けをしなくてよいことをいつも喜んでいます。
特に、体調が良くないときに、料理を作るとか、後片付けをしなくてよいということは、大喜びです。
早速、携帯メールで、お礼のメッセージをしています。
いただいた家庭料理は、自家製の焼き鯖寿司です。焼き鯖寿司といえば、福井県の名物です。福井から京都にいたる街道が、昔、鯖街道と言われていました。鯖の文化は、しめ鯖、鯖寿司、焼き鯖寿司と少し日持ちがするように工夫しています。
なにしろ、昔、新幹線も電車もない時代、人の足で歩いて届けていた時代に、福井で取れた鯖を京都に運ぶのですから、日持ちが必要なのです。
大根の葉を炒めた、かなり家庭的な惣菜も付いています。小芋の煮物もあり、お袋の味です。それが、お袋より若い人が作ったのです。きっと、幼いときから、大根の葉の利用を家庭でお料理に使っていた経験からだと思います。
奥さんに成り代りまして、お礼を申し上げます。ご馳走様でした。