スーパードライ:梅田新道アサヒビアホール「スーパードライ梅田」の大ホールで、毎晩行われているドイツ民謡風お祭商法
スーパードライ:梅田新道アサヒビアホール「スーパードライ梅田」の大ホールで、毎晩行われているドイツ民謡風お祭商法
スーパードライを、アサヒビアホールで飲みました。
夕方7時を過ぎた頃から始まった、兵庫県立大学水泳部「淡泳会」の総会が行われている、個室とは別に、アサヒビアホール「スーパードライ梅田」のメインホールには、おもしろいことをやっているようです。
なぜ、分かるのか、といえば、それは、隣の部屋から陽気なビアホールの音楽がガンガン聞こえてくるからです。あちらのほうがおもしろそうです。
かといって、セレモニーをやっているので、抜けるわけにはいかず、きっとおいしいものや楽しいことがメインホールにあるはずです。
そこで、切りのいいところで、個室を抜け出し、メインホールへ行ってみると、やっぱりというか、案の定、みなさん楽しそうに、隣の人と手を繋いで輪を作り、ビアホールらしい賑やかな飲み方をやっているではありませんか。
料理人は、バイキング料理なので、いちど作ればその後は暇で、料理人たちもメインホールに姿を現し、場を持ち上げています。
ドイツの家庭で着るような民族衣装のような服を着た、お姉さまがアコーディオンと笛などのバンドに演奏してもらい、ドイツ民謡を高らかに歌っています。
ホールのお客さんは、誰に操られたのか、みなさん同じような行動を、催眠術を掛けられたようにみんなで行っています。
どんな催眠術を掛けたのでしょうか?隣の席の人と手を取り合うだけではなくて、前の人の肩に手を置き、電車ごっこのように一番前の機関手に先導されて、ホールをグルグル周り始めました。
こうなるとまるで、小学校の運動会のようになりました。
それでは、「食べるものはどこだ?」と、松葉博雄は調べに行きます。
すると、壁の隅のほうに少し、バイキングかなぁと思うような量で、少ない品種のお料理が並んでいます。
みなさん、遊びに気を取られて、演出に踊らされて、料理のことをあまり気にしていないようです。
だから、料理人たちは、毎晩、どれだけ作ればよいのか分かっていて、料理を作るよりも、演出側になっているようです。
「なるほど!」
と思いました。これは「お祭商法」です。祭を盛り上げれば、みなさん楽しくなり、食べることなどは二の次になるのです。これでちゃんと料理代込みとなれば、なかなかいい演出を考えたものです。
一方、兵庫県立大学の淡泳会では、隣でたくさんの料理が残っていることを知らず、少しだけの料理で、懇親会が進んでいます。
一応、フリードリンクなので、頼めばビールは飲めるのですが、頼めるかどうかは、店の人が来たときにだけチャンスがあります。料理は、バイキング方式なので、自分で取りに行かない方が悪いのです。
かくして、制限時間が終われば、どれだけビールを飲んだのか、考えてみる時間になります。話に夢中になれば、ビールを飲んでいられません。お祭に夢中になれば、料理もビールもそれどころではありません。
田中省次新会長のもと、兵庫県立大学水泳部「淡泳会」は、これからは、OB・OG主体の運動方針が決まり、新しい方向へと進んでいきます。