センタープラザ地階のマルイ食堂には、長い間お世話になりました。
マルイ食堂に、朝食、昼食、夕食に集まっていたお客様達は、これからどこにいけばいいのか、迷ってしまいます。
センタープラザビルの地階には、飲食街が広がっています。
その中で、特にお世話になって来たのは、マルイ食堂です。
マルイ食堂にお世話になるのは、朝食の時でした。
自宅以外の場所から会社に出勤するときは、奧さんは朝食を作る事ができないので、少し早めにに出社し、仕事が始まる前にマルイ食堂に行って朝食を頂く事が多くありました。
マルイ食堂の朝食は、定食扱いにしてくれていました。
出来たての料理、例えば鰯の煮付け、野菜の煮付け、あさりの味噌汁、冬なら粕汁などを選んで、それに小鉢を二つ付け、後はごはんと組み合わせて、アサリ定食や粕汁定食が出来上がっていました。
さんプラザや、センタープラザの地階には飲食店は沢山ありますが、
お店が始まるのは大抵11時を過ぎてからで、朝9時ごろ朝ご飯を食べさせてくれるお店はマルイ食堂だけでした。
そのマルイ食堂が、2017年3月31日でお店を閉じるということになって、私としては大ショックです。
噂では、経営者の健康上の問題と聞いています。
お店が続けばいいなぁと期待していましたが、それも難しいようで、閉店が決まりです。
朝9時ごろお店に入ると、大抵私と奧さんが一番乗りで、他にはお客さんはいませんでした。
いろいろ気を遣って頂いていたので、私もどこからか帰ってくるときには、手土産を用意して、それをお店の方に差し上げると、とても喜んで頂いた思い出があります。
よくして頂くので、私もそれに応えて手土産を用意する、そうするとまた良くしてくれる、そんな良い循環が続くお店でした。
閉店となると、お店の外に掲示しているメニューを見て、あれも美味しかった、これも美味しかったと思い出します。
朝食だけでなく、お昼にも通っていました。よく注文した料理は、親子丼でした。
カツ丼も何度も頂きました。
マルイ食堂のカツ丼は、油を良く入れ替えているので、使い回した油とは違っていました。
朝よく注文したのは、あさりの味噌汁と、煮魚の一品でしたが、
カラスカレイ定食は白身魚で食べやすく、また食べたくなるような美味しい味でした。
寒い時には、味噌煮込みうどんも頂きました。
味噌煮込みうどんを作るには、これは少し時間ががかりました。
ほとんど利用しなかったのが夕食です。
なぜなら、夕食はビールが飲みたくなるからです。
ビールを飲むと車の運転ができなくなるので、マルイ食堂で夕食にビールを頂いたのはほんのわずかな回数だけでした。
閉店の噂を聞いて改めてマルイ食堂に行ってみると、お店の前には閉店のお知らせが貼ってあり、閉店が現実だという事がわかります。
これまで座っていた客席は、電気が消えて、お店の中には静寂が漂っています。
マルイ食堂のスタッフが揃っていれば、すぐにでも開店準備が出来そうな状態です。
炊きたての朝ご飯、熱々のアサリの味噌汁、お袋の味のようなおかずの一品一品、これらが頭の中に改めて思い浮かんで、また行きたいなぁと思いながら、お店の外から中を見ていました。
長い間、美味しい定食を頂き、有難う御座いました。