トンビとカラスは仲が悪いのです。仲良く電柱に並んで止っているのはなぜでしょう?
トンビとカラスは仲が悪いのです。なのに仲良く電柱に並んで止っているのはなぜでしょう? 明石海峡を見下ろす電柱に、仲の悪いはずのとんびとカラスが羽を休めています。
トンビとカラスは仲が悪いのです。
とんびとカラスが同じ電柱に止まって、
羽を休めている姿を撮りました。
とんびとカラスは、元々とても仲が悪いのに、
並んで羽を休めているなんて驚きました。
とんびは猛禽類で、タカやワシの仲間です。
なので、とんびは肉食を好みます。
カラスは、鳥類の中でも、知能が高いことが知られています。
都会に住むカラスは、家庭から出るごみをあさることでも有名です。
ゴミ捨て場にカラス防止のネットをかぶせても、カラスはネットを破ってでも、
ごみの中の食べ物を獲得することで、その学習能力の高さが知られています。
トンビとカラスは、お互いに縄張り意識が強い
トンビとカラスは、お互いに縄張り意識が強く、
食べ物をめぐって争うことが多いようです。
だから、食べ物に関しては、ライバルの関係にあります。
お互いが空中で相手を攻撃することもあるそうです。
ところが、私が見ている明石海峡の岩屋に住むとんびとカラスは、
争うライバル関係にないようです。
お互いに、電柱の席を譲り合って、
一緒に羽を休めている姿をよく見ます。
場所の取り合いをめぐって、けんかをしている姿を見ません。
なぜ、ここのトンビとカラスは共生関係にあるのか、
もっと深く研究したいと思います。
仮説としては、争いの元となる食べ物をめぐる争いをしなくても、
十分な食べ物がどこかにあるのではないかと考えます。
時間をかけて、ウォッチングしていきます。
わかればまた、記事に書きます。